中部電力の藤野社長は、8月3日、2016年1月に新たな料金プランを発表することを明らかにしました。
新電力との競合を目指した料金プラン改定?
2016年1月には、4月の家庭向け電力小売市場自由化開始に際して、契約予約をスタートします。
新たに電力市場に参入してくる新電力も年内に料金プランを発表し、1月からの顧客獲得に向けて大々的なプロモーション活動が予想されます。
一般電気事業者として顧客流出阻止を図る中部電力は、新電力参入のタイミングに合わせて料金プランを一新し、新たな価値を見出そうという戦略のようです。
具体的なプラン内容には言及せず
料金プランの一新を公表しましたが、具体的な料金体系やプラン構成については言及していません。
それぞれの家庭のライフスタイルに合わせたきめ細かなプラン設計と、新電力に対抗できる価格競争力のある料金体系を目指すとしています。
また、料金以外での付加価値に関しても新たな可能性を探っていくようです。他業種企業とのセット割やポイント付与などが考えられます。
中部電力の東京進出は?
今回の発表では、言及されていませんでしたが、中部電力は電力自由化を機に東京・首都圏に進出するとみられています。
より需要家の多い首都圏でのシェア獲得を目指すでしょう。
今回発表された新料金プランも東京進出を見据えたものなのかもしれません。
しかし、東京電力の中部地区進出も考えられるので、まずは地盤を固めてという考え方もあるようです。
一般電気事業者のシェア争いもますます激化していきそうですね。
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