10月20日にKDDIが電力販売を単独で行うことを正式発表し、「auでんき」として店頭で電力販売を行います。
また、その翌日10月21日にはNTT ドコモが日本生命と提携を正式に開始し、店舗での生命保険販売を開始することが発表されました。
電気の販売の窓口の本命は携帯ショップ
現在の電力会社(一般電気事業者)は全国10に分けられたエリア内のみで電力販売を行っています。
そのため、エリア外には基本的に店舗やスタッフは存在しません。
2016年4月の電力自由化後、越境販売が解禁され、一般電気事業者各社は新電力に対抗して全国での電力販売に乗り出します。
しかし、実店舗を持たない一般電気事業者が販売を行う事は難しいというのが現実です。
そこで、全国に既に店舗インフラを持つ会社と提携して全国でシェアを伸ばすという戦略を取ろうとしています。
そういった意図で、東京電力はソフトバンクと提携を結んだものと見られています。
KDDIはauでんきとして独自ブランドで店舗販売を行います。
つまり、ソフトバンクの店舗でもauショップでも電気の契約をすることができるようになるのです。
長期での契約が前提となるものは対面での接客が必須か?
NTTドコモが店頭での販売を行うのは生命保険です。
電気や保険と言った長期を前提とした契約はネットや電話などの顔の見えない形での契約締結に抵抗を持つ人も多いと思われます。
そういった人たちが安心して契約を結ぶことができるように既存の携帯ショップを利用するというのはお互いにとってプラスになりますね。