「電力自由化、電力自由化と言われても、実感はないし、何をしたらいいのかわからない」
こういった声が消費者からは聞こえてきています。しかし、もうすぐそこまで迫ってしまっている電力自由化を前に何をするべきでしょうか。
電力自由化までにすべきたった2つのコト
電力自由化を乗り切るためには「自分の状況」と「相手の状況」を知る必要があります。
ここでいう相手は一般電気事業者に加えて新電力が存在するので、インターネットを駆使してできるだけ早く情報を集めておきましょう。
自分の状況を知る
まずは、自分を知ることから始めましょう。
・電気料金を知っている
・契約プランを知っている
・月々の電気使用量を知っている
・夜得などのお得プランを検討したことがある
上記の4点を満たしている方は、電力会社がプランさえ提示すれば最適な電力料金プランに出会うことができます。一つも当てはまらなかったという方は要注意ですので、ご自宅にある請求書を確認して置きましょう。契約については不明点が多いと思うので電気契約を図でまとめてみました。
電気契約
基本料金+電気使用料金が電気代です。
それをもとに請求書を見てみると新たな発見があるかも知れません。請求書の見方は「電気請求書からライフスタイルを振り返る」で詳しくまとめています。ライフスタイルを振り返ると、あなたの電気の使い方の傾向が見えてくるかもしれませんね。
相手を知る
次に、どんな電力会社が新たに生まれるのか考えてみましょう。
・一般電気事業者
・セット系新電力
・電力重視新電力
電力会社としては上記の3つのタイプがあります。
一般電気事業者
一般電気事業者は東京電力や関西電力、中部電力など地域ごとに分けられた10社です。これらの会社も生き残りをかけて改革を打ち出しています。東京電力が大々的に提携を発表したのは記憶に新しいですね。詳しくは「結局、どこの電力会社がどこと提携するのか まとめてみた」をご覧ください。
セット系新電力
セット系新電力は、本業と電気を掛け合わせることで大きな効果を上げられる会社です。消費者の目線で言うと今まで他のことでお世話になっていた会社と電気の契約も結べるようになるという事です。月々支払いをしている携帯電話やインターネットプロバイダが例としてあげられます。電気とこれらのサービスを一括にする事で手間もコストも下げられるのです。
電力重視系新電力
電力重視系新電力は、電気に対してこだわりを持っている方に向いています。太陽光や風力といったクリーンなエネルギーだけを使って発電を行い、その電気だけを販売する会社があります。環境への意識が高く、クリーンなエネルギーを使いたい人にはおすすめですね。
ざっくり分けると以上の3タイプに分類できます。
各社次々と新しい動きをしているため、時間に余裕のある方は確認しておきましょう。
→電力事業者ニュース
電力自由化を恐れない
電力自由化を恐れる必要はありません。今の段階では上の2つのポイントさえ押さえておけば、誰よりも早く電力自由化の波に乗ることができます。波に乗ろうとしないのか、乗りこなすのかは少しの差でしかないのです。