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日々の食卓には欠かせない、お米。
炊飯器は主婦や一人暮らしの方にとって最も身近な家電と言えるかもしれません。しかし、節電というとどうしてもエアコンや冷蔵庫に意識が向きがち。
普段から「炊飯器の電気代を節約しよう」と心掛けている方は少ないのではないでしょうか?
操作方法も至ってシンプルですが、シンプルが故にどうすれば節電になるのか分からないといった声も聞こえてきます。
そんな炊飯器ですが、意外にもその節電方法は多彩で大いに電気代を節約できる可能性を秘めているのです。実際にどんな方法があるのか見ていきましょう。
お米を炊くときはお湯を使う
計量カップでお米を測ってジャーに入れた後、お水ではなくお湯を使いましょう。最初に入れたお水はまず予熱に使われるため約50℃まで水温が引き上げられます。
予めお湯を使うことによって水温を上げる必要が無くなるためその分余計な電力を消費しません。
炊きあがる5分前にスイッチを切る
一般的に最後の10分は余分な水分を飛ばすための蒸らしに使われる時間です。そんなことして大丈夫なの?と思われるかもしれませんが炊きあがる5分前にスイッチを切っても炊飯器内は高熱のため余熱で十分蒸らされます。
スイッチを切ったらすぐ食べ始めるのではなく、きちんと余熱で蒸らす時間を設けることがポイントです。
最大容量でまとめて炊く
炊飯器はその名の通り炊飯時に最も電力を消費するため小まめに分けて炊くのではなくまとめていっきに炊きましょう。そうすることで節電に繋がるだけでなく、おいしいお米が炊きあがります。
何故かと言うとどんな炊飯器でも炊きあがりにムラが出るため、一番おいしい部分が存在するのです。
その最もおいしい部分というのがずばり釜の中心部。1~2合で炊いてしまってはこの中心部もほとんど存在しなくなってしまいます。
一度にたくさん炊くことによって相対的においしい中心部が増えるということですね。
余ったご飯はすぐ冷蔵庫で保存
朝ご飯を炊いて、夕飯まで保温状態のままにしていませんか?朝から保温を半日続けると、1日に約10円かかります。たったの10円ですが一ヶ月計算にすると地味な出費になりますね。
電気代を節約するためには、ご飯を一気に炊いたらラップに包んで冷蔵庫で保存することをオススメします。そして食べるときにレンジで温めましょう。
保温をやめても結局電子レンジを使っては節電にならないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、保温をやめて電子レンジで温める方法に切り替えると、一ヶ月あたり約140円の節電効果が期待できますよ。
炊きすぎて次の日までに食べられない場合は冷蔵庫ではなく冷凍庫で保存しましょう。そうすることで2週間はもちます。
最新機種に買い替える
近年では新たにエコ炊き機能というものが搭載されている機種も存在します。これは電気代を賢く抑えつつ従来通り美味しく炊き上げる炊飯メニューです。
炊飯器の買い替え周期の目安は一般的に5年と言われているため、もうすぐ炊飯器を買い替えるという方はエコ炊き機能が搭載されている機種をお買い求めされると良いかもしれません。
使わない時はコンセントを抜いておく
炊飯時以外はタイマー機能を使わない限り一切コンセントにつないでおく必要はありません。
僅かではありますが、例外なく炊飯器もコンセントを差していれば待機電力が発生し余分な電力が消費されています。
炊飯器の待機電力は一般的に2.2Wと言われており、1kWhあたり25円で計算すると一ヵ月でおよそ40円の電気代がかかります。
最後の一押しとして意識しておきましょう。
番外編 早炊き機能は節電になるの?
炊飯時間が大幅に短縮される早炊き機能ですが、その分電力を消費して炊き上げているため一概に節電になるとは言い切れません。
機種によっては通常時より電力を消費している場合もあります。いつも通り時間をかけて炊いた場合と比べ風味も落ちる場合が多いため、節電目的で早炊き機能を利用するのは避けた方がいいでしょう。
以上、主婦の方や一人暮らしの方にピッタリな炊飯器の節電方法でした。
炊飯器はエアコンのように季節ごとに使用頻度が変わる訳でもなく、1年を通して私たちの生活と密接しているため正しい節電知識を身に着けましょう。
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