最近のエアコン
最近話題となっているのがシャープが発明した世界で初めて実用化に成功した「直流エアコン」です。
革新的な部分は技術的なので気になる方はこちらの記事をご覧ください。 【直流エアコン】実用化に成功!
簡潔にいうと、直流エアコンは「今までより省エネなエアコンの登場」といえます。
発売は2015年、年内と発表されているため、期待しておきましょう。
各家電ハイスペック化が進む中家電の買い替えを検討されている方も多いのではないかと思い、現在のエアコンの相場を調べてみました。
他ページでテレビやこたつの相場も紹介していますが、エアコンの相場は…
「91469円」!でした。
こちらは価格ドットコムさんの売れ筋ランキング上位100機種の平均であるため全体の中での相場になりますが、想像より少し高めでした。
空調にお金をかける風潮が強まってきているのでしょうか。
ところでエアコンかかる1か月電気代はいくらか把握していますでしょうか。
エアコンにかかる電気代はどれほど?
エアコンに関しては消費電力での計算が難しいため、機関が定めている期間消費電力量をもとに算出します。
今回は一般的な10畳タイプのエアコンを想定し期間消費電力量を850kWhと想定します。
東京電力を例にとると電気の単価は
基本的なプランで1kw/hあたり25.91円
夜得プランで1kw/hあたり12.19円となっています。夜得プランの解説はこちら
それをもとに算出すると
基本的なプランの場合22023円
夜得プランの場合10361円 となります。
1年間の電気代の平均金額が11万5800円(30代平均)と考えるとかなりの割合をエアコンが占めていることがわかります。
どうしても節約したいエアコンの電気代ですが、
「エアコン,節電」と聞くと設定温度は28度という言葉が浮かびますね。
何を基準に28度なんでしょう?
どうしてエアコン節電といえば、設定温度を28度?
「28度を目標にエアコンの設定温度を上げましょう。」
この言葉が世に広まったのは2005年にクールビズが発表された頃です。
当時ののオフィスの平均温度は25度前後であったようで、3度の上昇に戸惑った人も多かったと思います。
「28度」という設定も漠然と決められたわけではないようです。
熱中症の危険性は温度が28度以上、湿度が70%以上の環境になると発生してしまうそうでそのぎりぎりを狙った温度設定ということです。
そのためみなさんが熱く感じるのも当然であり、必ず28度というよりは体力に余裕のある時や、比較的湿度が低い状況で28度設定は実施しましょう。
夏場は熱中症が気になりますが、冬場はなんといっても電気代がとてもかさみます。
同じくらいの時間エアコンを使っているのにどうして夏と冬で電気代に大きく差が出るのでしょうか?
どうして冬の電気代は高くなるんでしょうか
夏場の電気代のピーク時でも平均金額で1万2000円程ですが、冬場のピークは例年1万5000円を超えています。
もちろん主な電気代上昇の原因となっているのはエアコンなどの暖房家電です。
夏場の気温は高くても40℃、基本的には30℃あたりであるのに対して
冬場の気温は寒いと0℃以下、基本的にも5℃あたりとなっています。
人が快適と感じる温度は夏も冬も変わらず25℃~27℃であるため、冬場のほうが快適な温度と外気の気温差が大きくなっています。
そのため、家電の使用時間はほとんど同じでも、家電への負荷が大きくなるため電気代が上昇してしまうのです。
エアコンの電気代に関しては古いエアコンを使っていると電気代がかさんでしまうという話もよく聞きますよね。
そのため、最新のものと10年前の方では実際にどれほど電気代の金額差がでるのか調べてみました。
10年前と現代、エアコンの性能比較
エアコンの買い替え周期は平均をとると10年から11年だそうです。
故障もしにくく、電気代もわかりにくいため古いものから買い換えるタイミングがわからない方も多いかもしれません。
そこで、10年前のエアコンと現代のエアコンでどれくらい消費電力に差があるのか調べてみたところ、
電気代の差は年間5,200円ほどにのぼるそうです。
高級機の場合は本体価格が10万円以上するため、年間4,000円の差があってもなかなか元が取れませんが、
普及機であれば数万円で購入できる上に省エネ性能の向上度合も高いので買い換えても数年で元が取れそうです。
詳しくはこちら→ 緊急企画!こんなに違うエアコンの電気代。10年前のエアコンを買い替えて簡単節約!
以上のようにエアコンの性能はここ10年で大幅に成長していますがそうはいっても電気代に最も影響するのは「使い方」です。
エアコンのお得な使い方に関しては「除湿が安い」「つけっぱなしが安い」「自動運転がベスト」など様々な説が飛び交っています。
そのため、energy-naviではエアコンに関する実験をいくつかやってみています。
お時間があればご覧ください。