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布団乾燥機とは?
みなさん布団をどのくらいのペースで干していますか?毎日干すのは手間ですが、干さないとダニの死骸やふんなどのアレル物質が発生してしまいますし、なにより不衛生です。また花粉が飛散しているような時期には布団に花粉が付着してしまうため、花粉症の人は外に干すことは難しいですよね。
これから寒い冬に入り、尚更外に布団を干すのは億劫になると思います。そんな時に活躍してくれるのが、布団乾燥機です。
布団乾燥機とは掛布団と敷布団の間に乾燥マットをセットし、その中に温風を送り、布団を乾燥させる家電製品です。温風の熱により気になるアレル物質を抑制することができます。また、布団乾燥機を使って布団乾燥をタイマーで寝る前に仕上がるようにセットしておき、暖まった布団で寝るために使うケースも多いようです。
布団乾燥機の電気代
このように、布団乾燥機は快適な睡眠環境を確保するために非常に便利なアイテムですが、毎日使用した場合の電気代はいくらかかってしまうのでしょうか?早速調べてみました!
・1回あたりの電気代
15.3円
・一月あたりの電気代
459円
・1年間あたりの電気代
5508円
となります。
それでは、次に機種の選び方をみてみましょう!
布団乾燥機の種類!みるポイントは2つ!
実を言うと、布団乾燥機は、新商品の開発が盛んな家電ジャンルです。多くのメーカーから、毎年のように最新機種がお目見えしています。そのため、いざ1台買おうと思うと、どんな機種を選んだらよいか迷ってしまいがちです。布団乾燥機の選び方を「電気代節約」という点からガイドさせていただきます。
注目ポイント1:温風は直接吹き出し方式か、乾燥バッグ(マット)式か
シンプルに布団の乾燥・温めのみで使用するなら、温風が布団に直接送り込まれるタイプよりも、布団サイズの乾燥バッグ(マット)の中に送風されるタイプの方が良いでしょう。
乾燥モードの消費電力は、各メーカーとも1時間あたり500Wh前後で大きな差はありませんが、温風が直接吹き出すタイプの場合、吹き出し口の反対側が温まりにくく、乾燥機を移動してもう一度温風を送り直す必要があります。布団を温めるには10分程度の使用で十分なのですが、5分後に乾燥機を移動し、またスイッチを入れる…ということを繰り返すと、加熱しすぎたり、あるいは時間が空きすぎて再度温め直しになったりと、つい時間のロスが大きくなりがちです。
注目ポイント2:ダニ退治にかかる時間をチェック
布団乾燥機の重要な機能の1つ、ダニ退治モード。乾燥モードよりも高い温度で空気を加熱するため、電力消費が大きくなります。そして、ダニをきちんと駆除するために、途中で止めず、運転時間をフルに使って使用することが大切になってきます。
各社の運転時間を比べてみると、1時間半〜5時間と、ずいぶん大きな違いがあります。これは、温風の吹き出し方式や、乾燥に使うバッグ(マット)の形状によるものです。1時間あたりの消費電力にはあまり差がないので、単純にダニ退治コースの時間を比較するだけで、コストの違いがイメージしやすくなります。1回のダニ退治につき、低コストの機種では約20円、高コストの機種では50円弱の費用がかかります。使用する布団が多いほど、その差が大きく響いてきますので、しっかりチェックしましょう。
大手家電メーカーの布団乾燥機を比較
大手家電メーカーの布団乾燥機を比較してみると、時間あたりの消費電力は、どれも500W/hほど。つまり、乾燥にかかる時間=乾燥の効率 が、電気料金に影響してくるようです。
では、各社の製品による乾燥時間と電気代を、乾燥のしくみの違いとあわせて見ていきましょう。電気料金は、1kWhあたり23円として計算しています。
日立の最新機種は、乾燥用マット(乾燥袋)を使わず、長いホースと本体からの直接送風で、布団の中心から熱風を送り出せるのが特徴です。標準乾燥時間は38分。電気代は約7円という計算です。
象印の布団乾燥機は、袋やホースのないコンパクトさで大人気。ただし、ホースがない分、布団の隅々まで送風することは難しく、何度か送風位置を変える必要があります。標準乾燥時間は60分。電気代は約12円です。
三菱では、衣類乾燥や芳香・デオドラントなど、高機能機種に力を入れています。標準乾燥時間は55分。電気代は約11円です。
シャープからは、プラズマクラスター発生器としての機能もついた、オシャレな乾燥機が登場。さまざまな用途に使えるのが便利ですが、布団の乾燥時間は60〜90分と少々長め。電気代は約12〜35円といったところです。
パナソニックの乾燥機も、乾燥時間はやや長めの70分。電気代は約13円。見やすい操作ダイヤルなど、実用的なデザインです。
思った以上に差が出る部分もありますね。乾燥に時間がかかっても多機能を重視したい、高温でスピーディーに乾燥させたい、など、ニーズはさまざま。使用頻度やライフスタイルに合った布団乾燥機を選んでみてください。
使用方法による節約術!
さて、機種も選べたところで、次は、使用方法による節約術を見ていきましょう。
【その1】寒さ解消なら、乾燥コース短時間でOK
最新型の布団乾燥機の消費電力は、各メーカーであまり変わらず、約500Whです。一人で使うシングルサイズの布団に対して、乾燥モードは1時間弱がかかります。電気料金が1kWh=25円の場合、乾燥コースの電気代は12円ほどです。
寒い時期に、布団をちょっと温めておきたい…という場面での使用には、乾燥モードで10分程度使えば十分ぽかぽかになります。電気代は約半分から約5分の1になり、節約効果もバッチリです。
【その2】ダニ退治はここぞという時、念入りに
ダニ退治モードは、乾燥モードよりも電気代がかかります。機種によってまちまちですが、多くの場合、乾燥の倍以上となる、20〜40円のコストがかかるようです。
寒さ解消のための使用とは違い、ダニ退治は布団の奥まで徹底的に行わないと意味がありません。ダニ退治モードは、毎日短時間使うのではなく、1週間などと間隔を決めて、時々たっぷり使う方が効果的。コースが終わるまで、しっかりとフルに稼働させましょう。布団を裏返して両面に熱風を当てると、布団の奥に逃げようとしたダニも退治することができます。
【その3】温風を外に逃がさない
布団乾燥機の乾燥・ダニ退治機能をフルに活用するためには、温かい空気を布団の中に閉じ込めておくことが大切です。温風が送り込まれる乾燥用バッグ(マット)や、吹き出し口からの風の通り道が、外に露出しないようにしましょう。布団の端を内側に折り返したり、掛け布団の上に毛布を乗せたりするのが、保温のコツです。
以上布団乾燥機の電気代、機種選び、節約術をご紹介してきました。是非参考にして、良質な睡眠を確保しましょう!