急激に浸透していったウォシュレット。現在では70%の普及率を誇ります。
トイレにおける節約は水道代もしかることながら、熱を扱うためウォシュレットに関する節約にも注目せざるを得ません。
一か月あたりウォシュレットがどれくらい電気を消費しているか把握し、削減できる部分を削減していきましょう。
ウォシュレットにかかっている電気代
貯湯式(タイプについては後程説明します。)、暖房便座のあるタイプで、暖房便座を常時オンにした場合で1か月に約400円程度の電気代がかかるといわれています。冬の電気代は4人家族で15,000円ほどが平均なので全体の約3%に当たります。あまり大きくはありませんが設定で簡単に節約できるためお得なポイントです。
それでは、節約方法を考えていきましょう!
①フタを閉める
冷蔵庫と同じように温める場合も開けっぱなしにしてしまうと余分な電力が必要になります。使用したあとはしっかりと便座を占めるよう心掛けるようにしましょう。自動開閉がついている場合は閉め忘れが多い方はONにしておいたほうが節約になると考えられます。
こちらの節約方法で1か月4kwh、100円の節約になります。
②便座の温度を下げる
便座の設定温度は高く設定してしまいがちですが、「弱」でも十分冷たくありません。一度体験し、問題ない場合は便座の温度を「中」から「弱」にしておきましょう。
こちらの節約方法で1か月あたり2.2kwh、約57円の節約になります。
③洗浄水の温度を下げる。
こちらも便座と同様に温度設定に関する節約ですが、熱に関する家電の設定は簡単で効果が大きいです。そのためこちらも1度体験し、問題がなければ洗浄水の温度を「中」から「弱」にしておきましょう。
こちらの節約方法で1か月あたり4.1kwh、約108円の節約になります。
上記3点すべて実施することで約45%の省エネになるため、1か月あたり8.7kwh、222円の節約となります。
さらには…ウォシュレットの種類を変える
ウォシュレットは種類が2つありかかる電気代も大きく異なります。
貯湯式
1つ目が貯湯式といい、タンクに水を貯め温めたまま保温する方式です。
温水を貯めて億タイプの貯水式は、本体価格が安く、1万円台後半から2万円台前のモノが多く売れています。
しかし、水温を維持し続けるための電気代がかさんでしまうため、年間の電気代は節電機能がついているものでも3000円以上かかってしまいます。
瞬間式
2つ目が瞬間式といい、必要に応じて瞬間的に洗浄水を温める方式です。
使用時にすぐ水を暖めるタイプの瞬間式は、本体価格が高く、3万円台後半程度のモノが多く売れています。
しかし、使用ごとに水を暖めるため電気代は抑えられ、年間1000円台に収まり、雑菌が繁殖するリスクもひくいタイプです。
貯湯式と瞬間式では消費電力の差が約50%も違いが出る試算もでているため、一度自分の家のウォシュレットがどちらのタイプなのか確認してみる価値はありそうです。