LED照明は、およそ100年の年月と多くの偉人達の貢献があってこそ誕生したものです。
今改めてその歴史を遡りましょう。
LED照明の歴史
1906年-イギリスのラウンドが炭素ケイ素結晶に電流を流すと発光することを発見
これがLEDの起源と言われています。
1927年-ソ連のローセフがダイオードに電流を流すと発光することを発見
LEDは通称発光ダイオードと呼ばれています。ローセフによって世界初のLEDが発表されました。
1961年-アメリカのホロニックが赤色LEDの開発に成功
この業績によってホロニックはLEDの父と呼ばれるようになります。
しかし、この時点では赤色LEDの発光効率は0.01%未満。現在の1/100にも及びません。
1960年代-西沢潤一教授が赤色LEDをより明るくすることに成功。更に、緑色LEDの開発にも成功。
光の三原色、赤緑青のうち2色が60年代には実用レベルまで達していました。
しかし、青色LEDの開発は難航。20世紀中の実現は困難とまで言われてしまいます。
1993年-中村修二教授が青色LEDの開発に成功。
この青色LED開発に必要な基礎技術の大部分は赤松勇氏教授と天野浩氏教授によって成され、中村修二教授が量産技術を確立したというのが一般的な認識になっています。
このように、LEDの歴史を振り返ると偉大な日本人科学者達の尽力が伺えます。
光の三原色と呼ばれる赤緑青色のLEDが開発されたことによって、理論上あらゆる色の再現が可能となりました。1997年には発光変換から得た白色LEDが初めて市場に登場しています。
これ以降、様々な光源がLED化されていくようになるのです。
前記事