IHクッキングヒーターが良いのかガスコンロが良いのか。
IHクッキングヒーターが登場して以来一度も考えたことがないという方はいないのではないでしょうか。もちろん、本体価格や安全性、使いやすさなど人によって大切にするポイントは異なるかと思います。
今回は、その中でも電気代・ガス代などの光熱費に焦点を当てて、IHクッキングヒーターとガスコンロのどちらがお得なのか考えてみます。
IHの電気代は1時間あたり28円
今回はIHクッキングヒーターとガスコンロ、共に売れ筋のもので比較します。
まずはIHクッキングヒーターとしてパナソニックのKZ-PH33を例にとります。
電気代は消費電力と使用時間によって決まりますが、IHクッキングヒーターの消費電力は、75W~1400Wです。
IH1時間あたりの電気代
30分使用した際のIHクッキングヒーターの電気代は、1kWhあたり20円で計算すると、1.5円~28円になります。
ガスコンロにかかるガス代
ガスはパロマのIC-330SB-R 12A13Aを例にとります。
こちらのガスコンロのガス消費量は
・都市ガス(13A)
標準火力:2.95kW/最大火力:3.93kW
・LPガス(プロパンガス)
標準火力:2.95kW/最大火力:4.20kW
となります。
都市ガスは10.61円、LPガスは37.80円
上の消費量を㎥に直し、30分使用した時のガス代を算出すると
・都市ガス(13A)
標準火力:7.97円/最大火力:10.61円
・LPガス(プロパンガス)
標準火力:26.55円/最大火力:37.80円
都市ガスで、平均9円程度、LPガスで平均32円程度になります。
「都市ガス>電気>LPガス」の順で光熱費が安い
都市ガスを利用したガスコンロの場合が最も安く、次にIHクッキングヒーターの電気代、そしてLPガスが最も高い結果になりました。
都市ガスがある地域ではガスコンロを選び、LPガスしかない地域ではIHクッキングヒーターを選ぶのがお得ということですね。
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カセットコンロとIHの電気代を比較
ご家庭でなべをする際にはIHクッキングヒーターとガスコンロ以外にカセットコンロも選択肢に入ると思いますので比較してみます。
2時間調理した場合の電気代を計算してみましょう!
IH2時間分の電気代は112円
今回は調理というよりは温めながら食べるシーンを想定して2時間利用すると仮定して電気代を比較します。IHクッキングヒーターに関しては上記の機種で計算すると
2時間6円~112円電気代がかかります。
カセットコンロは2時間200円
カセットコンロだと、1時間強火で使うと普通は1本なくなってしまいます。そのため、1本100円としても2時間調理するには200円かかってしまいます。
以下、IHをもっとお得に使う方法について紹介します。
煮込み料理は早朝や夜間に
IHクッキングヒーターにかかる電気代をよりやすく抑えるためには使用する時間帯を意識しましょう。
オール電化を導入しているご家庭では「夜トクプラン」などの夜間と早朝の電気代がお得になる契約プランを使用されている方がほとんどです。
そのため長時間調理する煮物などを作る際には昼間や夕方は避け、深夜帯もしくは早朝に調理することでIHにかかる電気代を削減することができます。
煮物一回あたり9円お得
1回の煮込み料理にかかる時間を40分と仮定して計算します。夜とくプランの電気料金は深夜帯は半額まで下がるため
1調理あたり9円
の電気代節約になります。以上!お手入れの簡単なIHクッキングヒーターの気になる電気代に関して解説させていただきました!
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