電気代の支払い方法が実は複数あるってご存知でしたか??支払い方法によっては期日や申し込み方法は異なります。割引きがあり、少しお得になるものあるんです。今回は、自分のライフスタイルに合わせてベストな支払い方法が選択できるように、東京電力の場合を例に解説していきます
さまざまな支払方法
電気料金の支払い方法にはいくつかの方法があります。
払込用紙
コンビニで簡単に支払いができる支払い方法
口座振替
指定した口座から自動的に振り返られる支払い方法
クレジットカード
ポイント還元ができる支払い方法
払込用紙の場合
2-1.申し込み方法
特に手続きの必要はありません。
2-2.請求額の通知
毎月行われる検針の際、請求額が書かれた払込用紙つきの検針票がご自宅に投函されます。
なお、請求額が1000円未満の場合は翌月の電気料金と併せて請求されます。
2-3.支払期限日
検針日の翌日から30日目となっています。
2-4.支払方法、支払箇所
銀行や郵便局、コンビニエンスストア、東京電力で支払うことができます。
コンビニエンスストアで支払う方法が最も便利でしょう。土日祝日、夜間でも支払うことができます。
2-5.この方法が適している人
払込用紙での支払方法は、このような方に適しています。
(1)近所に銀行やATMは少ないが、コンビニエンスストアはたくさんある地域の方
郊外の幹線道路沿いでは、コンビニエンスストアはたくさんあるが銀行やATMは少ないという地域があります。
このような方は、払込用紙を持って最寄りのコンビニエンスストアに行くのが最も簡便な支払方法となります。
(2)平日は多忙で、銀行に行く時間の取れない方
一部の銀行や各種優遇サービス対象者を除き、銀行ATMは平日の8時45分~18時までが無料で、その他の時間は108円以上の手数料がかかります。
平日フルタイムで勤務されている方にとって、この時間帯は銀行に足を運びづらいものです。時間外にATMを操作すると、口座振替割引の54円よりも高い手数料がかかります。
また、払込用紙での支払は期限日の23時59分までは当日扱いです。最も遅くまで支払い可能な方法であり、その意味でも利用しやすい支払方法といえます。
(3)営業職等、外出が多い方
営業職等外出が多い方は、細かい待ち時間がどうしても発生してしまうものです。そのような時間に公共料金の支払いは最適です。
いちいち口座振替先に指定している銀行のATMを探さなくても、近くのコンビニエンスストアに飛び込めばその場で支払完了。大変便利です。
口座振替の場合
3-1.申込み方法
申込み用紙での申し込み、インターネットからの申し込みの2種類が可能です。申込書はWebサイトでの取り寄せの他、銀行や郵便局、東京電力窓口でも入手可能です。
都市銀行はどちらの申込みにも対応していますが、地方銀行等の場合は申込み用紙のみの場合や、電気料金の口座振替ができない場合もあります。詳しくは、東京電力エナジーパートナー「口座振替のお申し込み手続き」ホームページをご参照ください。
3-2.請求額の通知
毎月行われる検針の際、請求額が書かれた検針票がご自宅に投函されます。口座振替割引として、請求額からは54円(税込)が割り引かれています。
3-3.支払期限日
(1)特に支払日を指定しない場合
検針日から10日前後となります。詳しくは検針票に記載されていますので、都度確認しましょう。
(2)支払日を指定する場合
口座振替日指定サービスを使うと、毎月の振替日を指定することができます。給料が入ってから支払いたい等の場合に便利です。
なお、支払い期限日は原則として検針日の翌日から30日目となりますので、支払日はこの範囲内で指定することとなります。
申し込みは東京電力のWebサイト、電話、窓口にて受け付けています。
3-4.支払方法、支払箇所
毎月指定の日に、指定の銀行口座から引き落とされます。
3-5.この方法が適している人
口座振替での支払い方法は、このような方に適しています。
公共料金支払用口座を作っている、又は給与振込口座から引き落とす場合
公共料金口座振替用の銀行口座を用意している方は、電気料金もこの口座を指定すると良いでしょう。入金の手間が一度で済み、便利です。
また、給与振込口座と同一の口座から引き落とす場合は入金作業すら必要ありません。
給与がよほど少額でない限り、電気料金の支払いには十分なはずです。最も安心で確実な方法といえるでしょう。
少しでもトクしたいが、クレジットカード払いにしたくない方
口座振替は払込用紙での支払に比べて、54円割引となります。年間では648円の割引となりお得です。
3-6.口座振替のメリット
・請求額が少額でも、以下電力会社ではもれなく54円割引となります。
東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力
・銀行口座は誰でも作ることができますので、クレジットカードの与信が下りない方でも使える方法です。
・クレジットカード払いの場合で引き落とし日に残高不足だった場合、クレジットカードの与信に影響することがあります。その点、口座振替の場合は残高不足であったとしてもその影響は電気料金のみとなりますので、クレジットカードへの影響を避けられます。
・口座振替は期日になれば自動的に口座から引き落とされるものですから、請求金額さえ分かっていれば検針票を紛失しても支払えます。その点では安心です。
クレジットカード払いの場合
4-1.申し込み方法
VISA、Master、JCB、AMERICAN EXPRESS、Dinersを始めとして、さまざまなブランドのカードが利用できます。申し込みは、Webサイトで可能です。申込書の取り寄せもWebサイトからできます。また窓口でも受け付けています。
変更の場合も、新規申し込みと同様の手順となります。この場合、変更完了と同時に旧カードへの請求は解約となります。
4-2.請求額の通知
毎月行われる検針の際、請求額が書かれた検針票がご自宅に投函されます。なお、口座振替割引は適用対象外ですので注意してください。
4-3.支払期限日
各クレジットカード会社の引き落とし日に準じます。
4-4.支払方法、支払箇所
各クレジットカード会社が指定する引き落とし日に、指定の銀行口座から引き落とされます。
4-5.この方法が適している人
クレジットカードでの支払い方法は、次のような方に適しています。
(1)主に公共料金をクレジットカードで支払っている方
公共料金をすでにクレジットカードで支払っている方は、クレジットカードの明細書を家計簿代わりとして、公共料金の管理をされていることと思います。支払方法が同じですと管理する手間も省け、便利です。
(2)クレジットカードのポイントを貯めている方
口座振替の割引はありませんが、代わりにクレジットカードのポイントが貯まります。
ポイント付与率が1%ならば概ね5500円~6000円、0.5%でも概ね11000円~12000円以上の請求額であれば、口座振替よりもお得になります。
(3)払込用紙を失くしがちな方
クレジットカード会社から発行される明細書に金額が記載されています。そのため、検針票を受け取ったかどうかわからない・・・という場合でも、請求金額を確認することができます。
支払期限に遅れた場合
5-1.基本的な注意点
支払期限に遅れると、1日あたり約0.03%(年10%)の延滞利息が発生します。この利息は、支払った時点以後に発生する電気料金に加算して請求されます。
なお、支払期限を20日以上経過した場合、事前予告の上送電が停止されることがありますので注意して下さい。
5-2.口座振替の場合の注意点
口座振替当日に残高が不足した場合、払込用紙が送付されます。この場合、口座振替割引は適用されません。
5-3.クレジットカード払いの場合の注意点
クレジットカードの引き落とし日に残高が不足していた場合、クレジットカードの与信に影響することがあり、その場合はカード更新の審査や他のカード発行審査、住宅ローンや携帯分割払いの審査に影響することがあります。
そのため、クレジットカード払いの場合は引き落とし日に残高が不足しないよう、十分に注意する必要があります。
まとめ
2016年の「電力の自由化」により新しい電力会社や新しいサービス・プランは増えていくことでしょう。もちろん支払い方法もより便利に変化していくでしょう。こう言った変化にいち早くついていき、自分にあったものを選べるように、まずは現状の支払い方法を確認、見直すことから始めてみてはいかがでしょうか?
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