電力自由化の検討は90年代の後半から始まっていました。
高圧電力・特別高圧電力の自由化が実施され、20年の時を経て電力小売の自由化がいよいよ来年2016年の4月から始まります。
8月には、電力小売のライセンス申請がはじまり、電力自由化がいよいよ現実味を帯びてきました。
(参考記事:「【速報】小売電気事業者の申請が50社を突破か」「電力小売の登録が開始。初日には24社が申請」)
今回はこれからの電力自由化のスケジュールを復習するとともに、起こりうる出来事を考えてみたいと思います。
電力自由化全体のスケジュールは「電力自由化までのスケジュール」をご覧ください。
10月ごろに事業者ガイドラインが発表か!?
現在、小売事業者の登録が開始しています。
これは経済産業省が独自の基準で電力の小売販売業者に対して、ライセンスを与えるか与えないか判断するものです。
基準は明らかにされていません。具体的な営業やサービスの内容を定めるガイドラインは10月ごろになって発表されるのではないかとenergynavi編集部は予想しています。
年内に料金表が出そろう!
2016年の年明け早々に電力切り替えの予約がスタートするスケジュールが組まれています。
託送料も発表されているので、各社、電力小売事業者としての申請が受理され次第料金の詳細を発表していくのではないかとみられています。
セット割やポイントなどのサービス詳細も予約開始までのその時期に順次公表されそうです。
そして、2016年の4月1日から新電力の供給が開始するスケジュールです。