地方自治体による電力供給の一環として、鳥取市が「とっとり市民電力」を設立することを発表しました。地方活性の起爆剤として電力供給を地方自治体が行うケースが増えてきています。
設立会社の概要
会社名 株式会社とっとり市民電力
本店所在地 鳥取市五反田町6番地
設立資本 2,000万円
出資比率 鳥取ガス株式会社90% 鳥取市10%
事業内容 発電事業及び電気の売買に関する事業
供給開始日 平成28年4月
会社設立の背景
平成25、26年度において、地域経済の好循環を促進する総務省の「分散型エネルギーインフラプ ロジェクト」に産学⾦官連携して取り組み、地域エネルギー会社の設⽴や電源開発等の調査・検討を⾏いました。次のステップとして、本年度、地域で創られた電気の地域内資⾦循環を進めるための地域エネルギー会社「株式会社とっとり市⺠電⼒」を設⽴します。
出典:鳥取ガスグループ プレスリリース http://www.tottorigas.co.jp/wp/wp-content/uploads/20150821.pdf
地域内の地産地消
同社は県内に設置している太陽光、風力、バイオマスなどで電力を調達し、不足分に関しては中国電力や日本卸電力取引所から調達をします。
まずは、学校などの同市営の80前後の施設に提供予定で、将来的には企業や一般家庭への提供を検討している状況です。
鳥取市の取組
鳥取市は2013年、2014年度に、地域経済の好循環を促進する総務省の「分散型エネルギーインフラプロジェクト」に産学金官連携して取り組み、地域エネルギー会社の設立や電源開発等の調査・検討を行った。次のステップとして、本年度、PPS(新電力)を設立することになりました。。
“スナバ”だけではない
鳥取というと“スナバ”に関するキャンペーンやイベントのイメージが強いですが、中国初として官民共同でのエネルギー事業に参入することで“スナバ”以外でも全国の注目を集めています。