エアコンはつけっ放しの方が電気代が安くなる…そんな話を聞いたことがありませんか?
エアコンは室温を下げようとするときに最も電力を消費するため、ずっと涼しい状態を保っていれば小まめに電源をON/OFFするよりも節電になる、という理由です。
今回は実際に夏の1ヵ月間エアコンをつけっ放しにしてみると一体何円になるのか、検証してみました。
検証条件
期間は6月25日から7月26日までの32日間
32日間、文字通り1分1秒の休憩も許すことなくつけっ放し
運転中はドライの-1℃に設定
契約プランは東京電力-従量電灯Bの30A
エアコンスペック
今回検証に使われるエアコンは2012年にダイキンから発売された6畳用のF22NTES-W
快適機能が充実したベーシックモデルです。
抑えておくべきなのは消費電力-定格冷房 0.580kWという数字
冷房時に580W消費するということです。
理論上では電気代はいくら?
ここで、本題に入る前に少しだけ寄り道をしておきます。前述した冷房時消費電力580Wという数字を使って1ヵ月エアコンをつけっ放しにするといくらになるのか、簡単に計算してみました。
計算には実際に筆者が契約している東京電力の従量電灯Bプランを用いることにします。
すると、エアコンの消費電力料金’のみ’で11,335円。
更に、この数字に対してエアコンを一切使用していない時期の電気代4000円(筆者の場合、4月の電気代が3,992円だったため)を足して15,335円。
理論上では、15,335円が今回エアコンをつけっ放しにした1ヵ月で請求されるおおよその金額となります。
電気代の詳しい求め方が気になった方はこちらをご覧ください。
それでは、いよいよ本題に入りましょう。
実際の請求額(電気代)はこちら
一人暮らしで1ヵ月間エアコンをつけっ放しにすると、6,651円になりました。
正直1万円は越すと思っていたので、率直な感想は「意外と安い!」。先ほど算出した理論上の請求額を遥かに下回る結果です。
エアコンを使用しない時期の1ヵ月の電気代はおよそ4000円のため約2,600円がエアコンをつけっ放しにした時の電力量料金となります。
やはり、エアコンは常に多くの電力を消費しているという訳ではなくある程度部屋が涼しくなったら送風のみになるため一定時間経つと消費電力は大幅に下がるようですね。
そして、今回思ったよりも電気代が高額にならなかったのにはもう一つ理由が考えられます。それはドライに設定していたことです。
こちらの記事でも紹介しましたが、実は今回筆者が設定していたドライ(弱冷房除湿)が最も節電になります。
消費電力量は弱冷房除湿<冷房<再熱除湿という順で多くなっていくのです。
新たに生まれる疑問
今回、実際にエアコンを1ヵ月つけっぱなしにしてみて予想より遥かに安く済むことが分かりました。しかし、つけっぱなしをやめたら、外出する時はきちんとスイッチをOFFにしたら電気代はどうなるのでしょう?
やはり外出する際はスイッチをOFFにした方が節電になるのでは?という思いを持っている方も多いかと思います。そこで只今この8月、同条件で検証中です。
※検証終わりました
次記事
「エアコンはつけっぱなしが一番節電できるというのは間違い!一ヶ月で電気代はこんなに変わります」
検証結果は8月31日に公開を予定しています。