家庭の照明といえば、以前は白熱電球が中心でした。
その後蛍光灯、電球型蛍光ランプの普及が進み、最近ではLED電球が急速に普及し始めています。
今は丁度、新しい省エネ型電球の登場によって照明の切り替えが行われようとしているのかもしれません。
それぞれの照明の特徴を以下に記していきます。
白熱電球
値段が安いのが何よりの特徴ですが、寿命は約1000時間。
1日10時間点灯すれば100日で取り換える必要に迫られます。
電球型蛍光ランプ
白熱電球より値段は上がりますが、寿命は約6000~1万時間と長くなるのが特徴です。
省エネ性能にも優れ、白熱電球と同じ明るさなら消費電力量は白熱電球の約4分の1にまで抑えられます。
LED電球
LED電球の場合、寿命は電球型蛍光ランプより更に延びています。
その寿命はなんと4万時間と電球型蛍光ランプ4個分、白熱電球40個分に相当します。
本当に節約になるの?
例えば、54Wの白熱電球からほぼ同じ明るさの12Wの電球型蛍光ランプに取り換えた場合、年間の消費電力量は約84kWh削減。
1kWhの単価を東京電力で最も契約者の多い従量電灯Bプランに従うと19.43円。計算すると年間で約1632円の節約になります。
更に、54Wの白熱電球をほぼ同じ明るさの9Wの電球型LEDランプに取り換えると年間の消費電力量は約90kWh削減。
上記と同条件で計算すると年間約1748円の節約です。
さて、電気代の節約になるのは分かりましたが、値段を考慮するとどうなるのでしょうか?
購入価格を白熱電球(54W)が100円、電球型蛍光ランプ(12W)は800円、電球型LEDランプ(9W)を2000円として計算してみます。
白熱電球→電球型蛍光ランプ | 4ヵ月半(750時間)で電球型蛍光ランプの方がお得に |
白熱電球→電球型LEDランプ | 約5ヵ月(820時間)で電球型LEDランプの方がお得に |
電球型蛍光ランプ→電球型LEDランプ | 約3年(6000時間)で電球型LEDランプの方がお得に |
元を取るためには、長く使い続けることが前提条件となりそうです。
電球の取り換え時期が来た場合は、長期的な目で見てより省エネ型の電球を選択すると良いでしょう。