落雷があったわけでもなく、エアコンや電子レンジを併用しているわけでもないのに頻繁にブレーカーが落ちる、といった経験はありませんか?
もしあるのであればそれはとても危険、かつ電気代ももったいない状況にある可能性が非常に高いです。
そこで、今回の記事のテーマは「漏電」です。
漏電を防ぐまたは回収することは安全にも節約にもつながるためよくブレーカーが落ちる方、異常に電気代が高くなっている方には是非、最後まで読んでいただきたいです。
ブレーカーが落ちるときは2パターン
ブレーカーが落ちてしまった場合は「電気の使い過ぎ」もしくは「漏電」の2パターンが考えられます。
契約アンペアを越えて電気を使用してしまった
IH | 25A |
暖房エアコン | 20A |
電子レンジ | 15A |
クーラー | 14A |
アイロン | 14A |
炊飯器 | 13A |
食器洗い機 | 13A |
ドライヤー | 12A |
電気カーペット | 8A |
掃除機 | 6A |
テレビ | 3A |
冷蔵庫 | 2.5A |
洗濯機 | 2A |
上記に各家電の消費アンペアの目安を記載しました。
30A契約で35A分の家電を使ってしまいブレーカーが落ちてしまったならば、ブレーカーは落ち電源は止まってしまいます。
ブレーカーが落ちてしまったからと言って急激に電気代が上昇することもありません。単純に併用する家電の組み合わせを再検討してください。
漏電してしまっている
家事の危険もあり電気代ももったいないのはこちらのパターンです。
漏電とは電気が漏れてしまっている状況を指します。
ブレーカーが落ちた時に併用していた家電の合計アンペアを確認し、契約アンペア数に満たない場合は「漏電」の可能性が考えられます。
漏電の原因
そんな電気代的にも安全面的にもよくない漏電には原因が2つあります。
漏電の原因は、ほとんどの場合が「湿気や結露」から発生しているといわれています。
湿気や結露が、電化製品の中やコンセントの中に入り込むと、電気が漏れてしまい、漏電になります。
絶縁体の老化
電線は絶縁体という電気を通さない物質で覆われています。
その絶縁体が老朽化し、電気が周りに漏れてしまうことで漏電になります。
漏電かどうかの確認方法
漏電ブレーカーがある場合
漏電ブレーカーが備え付けられている場合はブレーカーが落ちた時に漏電ブレーカーをチェックしましょう。
他のブレーカーはそのままで漏電用のものだけ落ちている場合は漏電です。
漏電ブレーカーが無い場合
漏電ブレーカーがない場合は主幹ブレーカーを見ましょう。
これも同様に、主観ブレーカーだけ落ちていたら、漏電している可能性が高いです。
もし、漏電が発覚したら
上記方法で漏電が発覚した場合は、まず「漏電個所を確認」しましょう。
漏電箇所のチェック方法
まずは主幹ブレーカーを上げる
分岐ブレーカーを全て下げる
漏電ブレーカーを上げる※ない場合はこの工程を飛ばしてください。
分岐ブレーカーを1箇所ずつ上げていき、ブレーカーが落ちないかチェックしていく。
※漏電が複数個所ある場合に備えて、1箇所見つけたとしても全ての分岐ブレーカーを確認しましょう。
漏電を修理する
場所まで特定できれば残りは専門家に任せるほかありません。
相場は30,000円前後が多いですが、火災を防ぐと思って我慢しましょう。
漏電が発生してしまってはいつもの電気代以上の出費が見込まれるため、節約どころではなくなってしまいます。
そのため、日頃から漏電が起きないよう、湿度を管理し結露を防ぐことに努めましょう。
・併用している家電のアンペアを確認し漏電の可能性をチェック!
・漏電ブレーカもしくは主幹ブレーカーを使い漏電箇所チェック!
・火災を防ぐためにすぐ直す!
・日頃から湿度の管理をして漏電を未然に防ぎましょう!
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