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アンペア数を見直して、電気代節約
引っ越しの際、電気の契約でアンペア数を選ぶときや、アンペア数を見直す際の目安がわからないという方向けに、アンペア数の目安をご紹介しています。
「契約アンペア数」ってなんだろう
契約アンペア数とは各家庭に設定するブレーカーの上限アンペア数のことです。
「ブレーカーが落ちた」=「契約アンペアを超える電気量を使用してしまった」ということです。注目するべきなのは「契約アンペア数」が、1か月の総利用電気量ではなく、とあるタイミングでの合計電気量上限であるということです。そのため、工夫次第でアンペア数を下げてもブレーカーが落ちることなく生活できるかもしれないということです。
契約アンペア数による電気代の差
以下東京電力の最も一般的な電力料金プランの料金表です。
※地域によってアンペア数による基本料金は異なりますので「電力会社ごとの料金プラン」をご参照ください。
A数 | 10A | 15A | 20A | 30A | 40A | 50A | 60A |
基本料金(円) | 280.8 | 421.2 | 561.6 | 842.4 | 1123.2 | 1404 | 1684.8 |
最初の120kWhまで | 19.43 | 19.43 | 19.43 | 19.43 | 19.43 | 19.43 | 19.43 |
120~300kWhまで | 25.91 | 25.91 | 25.91 | 25.91 | 25.91 | 25.91 | 25.91 |
300kwh以上 | 29.93 | 29.93 | 29.93 | 29.93 | 29.93 | 29.93 | 29.93 |
東京電力を例にとると、40Aから30Aに下げるだけでも年間約3360円の電気代節約になりますね。
しかし安さを追求しすぎると、頻繁にブレーカーが落ちてしまうのでまずは各電化製品のアンペア数の目安を紹介します。
各電化製品のアンペア数目安
IH | 25A |
暖房エアコン | 20A |
電子レンジ | 15A |
クーラー | 14A |
アイロン | 14A |
炊飯器 | 13A |
食器洗い機 | 13A |
ドライヤー | 12A |
電気カーペット | 8A |
掃除機 | 6A |
テレビ | 3A |
冷蔵庫 | 2.5A |
洗濯機 | 2A |
アンペア数を考えるコツ
各電化製品のアンペア数が把握できたら利用スタイルを考えましょう。
契約アンペア数を考えるコツとしては「常にONな家電」と「たまにONな家電」を分けて考えることです。
常にONな家電とは
空調、冷蔵庫、テレビ、照明です。など使うタイミングを変えることを難しいものです。
たまにONな家電とは
電子レンジや洗濯機、アイロンや炊飯器など、一日の中で一時的に使うものとを分けて考えましょう。
これらの2種類を分けて考え、「常にONな家電」の合計に「たまにONな家電」を、朝夕晩で想定し、何アンペアあれば自分はブレーカーを落とすことなく生活できるかを考えてみましょう!
全国の平均アンペア数
東京電力によると従量電灯Bプランの一般家庭の平均契約アンペア数は30Aなようです。
一人暮らしの場合は20から30アンペア、4人以上の家族の場合は40アンペア以上が一般的なようです。
もしくは
アンペア数でなく電力プランを変更したほうがいい場合もあります。
特に夜型生活の方は各社ナイトプランを実装していることがほとんどなので、一度検討してみてください。
・使っている家電のアンペア数を把握しよう!
・常にONなものとたまにONなものと分けて想定しよう!
・プラン自体を変更することも視野に入れよう!