冬になると乾燥が気になりますね。
このenergy naviを書いているオフィスも冬はエアコンのせいで湿度が下がりかさかさに…
冬になったなあーと実感できるのもつかの間、乾燥して快適に過ごせなくなってしまいます。
しかも、風邪が流行り出すともう最悪。どんどん広まってしまいます。
そんな地獄絵図のような状況を避けるために加湿器を暖房と併用するという方も多いのではないでしょうか。
でも、加湿器って意外と電気代を消費してしまうものなんです。
今回はそんな加湿器で節約する方法をご紹介します。
加湿器ってどれぐらい電気代がかかるの?
一口に加湿器と言っても種類がいくつかあります。
大きく分けると3つの種類があり、それぞれ構造が違うため消費電力が違います。
蒸気式加湿器
最も一般的な加湿器です。
加湿器に水を入れ、電熱器によってその水を気化させて蒸気にして加湿します。
電熱器を内蔵しているので、電気代は高い傾向にあります。
消費電力は300~500Wほどです。
これは洗濯機や冷蔵庫と同じくらいの消費電力です。
1時間当たりの電気代は7.2円ほど。1日10時間使用するとして72円、毎日使うとそれだけで月々2160円になってしまいます。
気化式加湿器
蒸気式加湿器と違って電熱器を使用しない加湿器のタイプです。
水にファンで風を当て、水を気化させて加湿します。
電熱器がない分電気代も安くなりますが、冷たい蒸気が出てくるので湿度が少し下がってしまいます。
また、加湿できる量も蒸気式に劣ります。
しかし、消費電力は20~50Wとなっていて、扇風機よりも少ない消費電力です。
電気代は1時間あたり0.72円、10時間で7.2円、1か月で216円です。
ハイブリッド式加湿器
これは蒸気式加湿器と気化式加湿器のいいとこどりの加湿器です。
湿度が極端に低い時は電熱器を使って蒸気式と同じ加湿性能を維持し、ある程度の湿度に達すると気化式に切り替わるというものです。
消費電力はちょうど中間程で、150~200Wです。電気代に直すと1時間当たり4.8円、10時間で48円。1か月で1440円ほどです。
加湿器の種類を変えれば電気代節約に!
このように加湿器の種類によって消費電力が大きく異なります。
今、蒸気式加湿器を使っている方でも気化式に切り替えると電気代は10分の1に節約できます。
ただ、一般的に、蒸気式⇒気化式⇒ハイブリッド式の順に本体価格が高くなるので、総合的に節約になるのはどちらか考えないといけませんね。