日本でも近年エコが重要視されていて、国、法人、個人単位で環境をよりよくするために、行動しています。
今回は私たちの隣人である韓国がどのような環境活動をしているか、少し紹介したいと思います。
韓国の再生可能エネルギー導入
世界的に地球温暖化対策が急がれている中、政府は1987年に「代替エネルギー開発促進法」を制定し、その後、2002年「新エネルギーおよび再生可能エネルギー開発・利用・普及促進法」を制定しました。同法では新エネルギーとして、燃料電池、石炭液化ガス化・エネルギー、風力、バイオエネルギー、廃棄物エネルギー、水力、海洋エネルギーが挙げられていて、再開発エネルギーについては、固定買い取り制度(FIT)の対象にすることを規定しています。なお、固定買い取り制度は2002年から導入されました。
また2009年には「新・再開発エネルギー技術開発および利用・普及実行計画」が策定され、済州島に国産風力発電機を26基設置するほか、潮力発電の開発、太陽電池の国産化などが実施されています。政府は2030年までにエネルギー供給量の11%を再開発エネルギーにする計画であり、併せて再開発エネルギー産業の輸出を促進する方針です。このため、政府は再開発エネルギーの技術開発や普及活動を制度面や資金面でかなり手厚く支援しています。
韓国の身の回りのエコ
また開発だけではなく、エコにも非常に力を入れているのが特徴です。韓国では環境への配慮を目的に1992年12月から「資源の節約及び資源再活用促進に関する法律」が施行されていて、割り箸や紙コップなどの使い捨て製品を飲食店で使用することが法律で原則禁止されています。また使い捨ての歯ブラシをホテルのアメニティとして備え付けるのも違法なのです。
もちろん日本のように、サムスンやLG電子などの民間企業では、ビジネスカジュアル化(クールビズ)が進んでいます。