東京電力とＵＳＥＮは2016年の4月から始まる電力小売り自由化に向けて、6月10日に全国の法人事業者向けの電力販売や、ＵＳＥＮが展開する商品・サービスと電力を組み合わせた新サービスの共同開発の検討などについて合意したことを発表しました。今回はその概要に関して説明します。

 

○東京電力とUSENの提携の目的

東京電力は2016年の4月から始まる電力小売り自由化に向けて他社とのアライアンスを活用し、全国に電力販売をするのに加えて、他社が展開する商品・サービスと電力との融合による新たな付加価値サービスの創造を実現する計画を掲げています。

またＵＳＥＮは飲食、小売、理美容、医院、オフィス等の幅広い業種の事業者に音楽配信事業を展開するとともに近年は音楽配信以外の新規サービスを開発提供することで業務に関わるあらゆる課題を解決してきました。

電力小売自由化により電力市場の変化は必須で、その中両社は競争力のある効率的なエネルギー利用の提案・提供を目的としています。

○東京電力とUSENの提携による新サービスの概要

・ＵＳＥＮが展開する商品・サービスと電力を組み合わせて新サービスの開発。既存のＵＳＥＮ・東京電力のサービスをセットで販売することを検討しています。またＵＳＥＮの持つ事業者に対しての対面企画提案のノウハウを駆使して提案・プロモーションをしていくことを検討しています。

・サービス対象エリアとしては中部・関西エリアから開始し、順次拡大していき最終的には全国展開を目標としています。

一般電気事業者 提携 電力自由化 2015-06-16