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中部電力は2日、国内の顧客企業が海外に持つ工場や事業者向けに国内の電力会社として初めて、「海外省エネサポートサービス」を今月から始めると発表しました。
中部電力は2000年から国内の製造業や流通業向けに、電気機器の設定変更や生産設備の効率運用などの節電策を支援し、約3万4000件もの実績があります。
更に近年では今までの技術では対応出来なかった問題に対し抜本的解決を図る「開発一体型ソリューション」も展開していて、こちらでも実績を挙げています。
顧客から、海外工場での省エネ支援をして欲しいという声が複数あり、今回海外でも同様のサービスを始めることとなりました。
特に、発展途上国では省エネが遅れ限られた日本人従業員では省エネまで手が回らないという問題があるため、中部電力は国内で培ったノウハウを活かしてこの課題を解決していくようです。
対象は主にタイやフィリピン、ベトナムなどの東南アジア地域で今年度は6件の受注と1000万円程度の売上高を見込んでいます。
中部電力の水野明久社長は記者会見で「顧客に選ばれる電力会社を目指す」と強調しました。
2016年4月に予定されている電力小売り全面自由化を前に、顧客サービスを充実させ既存顧客の囲い込みと新規顧客の獲得を目指します。
更に、中部電力が提供している嬉しいオンラインサービスはこちらをご確認下さい。
