現在のスマホのバッテリーのほとんどはリチウムイオン電池という形式のバッテリーを使用しています。
これは二次電池と呼ばれる充電することができるタイプの電池です。
その中でも、エネルギー密度が高いため、小型化することができ、継ぎ足し充電に対する耐性も強くなっています。
さて、そのリチウムイオン電池に関してスマホやモバイルバッテリーには必ず表記されている○○mAhという数字。これはどのような単位なのでしょうか。
mAhの意味
mAhは「mA」と「h」を組み合わせたものです。
基本は電気の単位と考え方は同じなので、電気の単位に自信がない方は「電気の単位」を参照してみてください。
まず、「mA」はミリアンぺアで1A=1000mAとなります。「h」は毎時を表すアワーでwhと同じ使い方です。
つまり、1mAhは一時間に1mAの電気を流す事が出来ることを表しています。
mAhと駆動時間の関係
スマホやタブレットの消費電力はメーカーや機種によってバラバラです。
一概に何千mAhあれば良いということはできません。
また、バッテリーの質によって実際に使える電気の容量も異なります。
特に、モバイルバッテリーではそこに注意が必要です。
1万mAhという大容量を売りにしているモバイルバッテリーでも実際にスマホに給電してみるとその6割7割の6000mAhや7000mAh分しか充電できないという事がよくあります。
バッテリーを見る際の一つの指標としてmAhは定量的に判断することができるため有益な情報です。
しかし、それだけにとらわれてしまうと思わぬ落とし穴がある事を忘れてはいけません。