電子レンジの消費電力は最も勘違いされやすいポイントです。
調理の際、温度を指定し「600W(ワット)」で温めたからと言って消費電力は「600W」ではありません。
製品の性能にも左右されるため一概には言えませんが、実は「600W」で温めている時の消費電力はおよそ2倍の「1100W~1200W」です。
それでは、調理の際に私たちが指定している「600W」や「700W」という数値は一体何なのでしょうか?
答えは、加熱エネルギーの強さです。
そのエネルギーの正体を掴むには電子レンジそのものについて知る必要がありますね。
電子レンジはマイクロウェーブを照射して、物質の中に存在する分子を振動・回転させることで温度を上げるいわゆるマイクロ波加熱という手法を採用しています。
「600W」や「700W」という数値は、マイクロウェーブの出力の強さなのです。
そして重要なのが、電力をマイクロウェーブに変換する際に電力のロスが生じているということです。
そのため実際の消費電力は私たちが指定している「600W」や「700W」より大きなものとなります。
このように電子レンジの消費電力を正しく理解していないと電力の使い過ぎでブレーカーを落とす原因にもなってしまいます。
電子レンジの消費電力の仕組みを正しく知り、家電製品への理解を深めていきましょう。
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