日本の 太陽光 発電のあり方が大きく変わるかもしれません。
再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まって以来、日本では太陽光発電の導入が急速に進み、その分陸上での発電スペースはどんどん減少しています。
新たに巨大な太陽光発電スペースを得るためには山々を切り崩していく方法が取られていました。
しかし今回三井住友が開発した水上太陽光フロートシステムは、水の上で発電を行います。
水上太陽光フロートシステムイメージ 出典:三井住友建設
水上は陸上と比べ障害物が少ない上に発電パネルの冷却も行われ高い発電量が期待されます。
更に、フロートシステムによって藻の発生も抑えることが可能です。
香川県にて2014年度から始まった水上太陽光発電の実証実験など三井住友が携わってきた実績ある経験を踏まえて本システムが開発されました。
スペース減少に悩まされる陸上に比べ、水上太陽光発電にその心配は及びません。
日本はため池だけでも24万ヵ所以上存在し、ダムや貯水池も合わせると更に適地は増えます。
三井住友は本システムを今後、売電事業をはじめ、非常時電源や電力インフラが整っていない地域での電源など様々な用途で活用していくようです。