最近よく耳にする「ふるさと納税」ですが、もう皆さんは利用してますか?実はテレビやPC、掃除機などの家電がもらえる自治体のあるんです。自分のふるさとへ税金を納める制度と思っている方も多く、うちの自治体は家電なんかもらえないって思っている人多いかもいるかもしれません。確かに「ふるさと」という名がついていますので勘違いされやすいですね。賢く活用して節税しながら、今欲しい家電を取得しましょう。
ふるさと納税って何?
ふるさと納税とは「好きな地域を応援する寄附金」です。寄附をすることでその地域を応援し、応援された地域はお礼に特産品などの品を送ります。「納税」という言葉が付いていますが正確に言うと寄附金となり「ふるさと寄附金」とも呼ばれています。
ふるさと納税は都市と地方の税収の格差をなくする目的で2008年に交付されましたが、ふるさと納税を2016年に実際利用した方は12.7%しかいませんでした。認知度は97%もあるのですがよく理解できていない方がいるのも事実です。
よく理解できていない方のためにふるさと納税をするのメリットを紹介します。
寄附をするとお礼品が貰える
豪華なお肉や魚介類はもちろん、PCやテレビなどの生活家電がもらえる自治体もあります。
確定申告で税金還付・控除
確定申告が面倒だという方はワンストップ特例制度を使えばサラリーマンは確定申告も不要になります。
複数の好きな地域に寄附できる
もともと住んでいた地元はもちろん、応援しているスポーツチームのある地域、災害などがあった地域に援助の気持ちを込めて!など、ふるさと納税ならではの納税ができます。
ふるさと納税にはこのようなメリットが3つあります。特に確定申告で税金還付・控除は大きなメリットですね。「納税」という認識だけだと税金収めることになりますが「寄附金」と考え、税制の優遇措置があり控除の対象になります。つまり、ふるさと納税をすることで所得税と住民税から「控除」されるのです。少し難しいのでふるさと納税の節税効果について詳しく説明していきます。
ふるさと納税の節税効果
ふるさと納税として寄附した金額が控除の対象となるのは2,000円以上の金額です。10,000円を寄附すると8,000円が控除になり、2,000円が自己負担になります。この場合2,000円の自己負担を除く全額が控除されたことになりますが、必ずしも全額控除になるわけではありません。ここをきちんと理解しないと「節税」にはなりませんので注意が必要です。
自己負担が2,000円で収まるよう調整して寄附をすることで始めて節税効果があります。その金額を把握せずにたくさん寄附をしていると自己負担する金額が増えてしまいます。必ず2,000円で収まるための上限金額の目安を算出してから寄付をするようにしましょう。その上限金額はご自身の年収や家族構成で人それぞれ違いますので、お住まいの市町村に聞いて下さい。簡易的なシュミレーションはインターネットでもありますので、目安としてシュミレーションしてみるのもいいですね。
独身や共働きの年収別に例をあげますので、目安として参考にして下さい。
年収100万円以下の方
自腹による納税になってしまう可能性がありますので、利用しないほうが無難です。
年収200万円の方
このくらいの年収になるとほとんどの方が利用が可能で、15,000円が限度額の目安になります。
年収300万円の方
利用可能な年収です。29,000円が限度額の目安で節税効果もあり、限度額ほど寄附するといいお礼の品が貰うことが可能です。
年収500万円以上の方
利用するとお得です。節税効果は抜群でちょっとした家電やタブレットを貰えるくらいの限度額があります。ふるさと納税を存分に利用していただきたい年収になります。
お子さんがいるご家庭や家族が多いご家庭は市町村へ問い合わせをした方が確かな金額を知ることができます。
実際にどうやって納税をすればいい
では、ふるさと納税をするための手順を紹介していきます。
1.寄附したい地域を選ぶ
自分が生まれ育った地域でもいいのですが、寄附したい地域、欲しいお礼の品がある地域などでも選べます。
2.寄付を申し込む
申し込み手続きは簡単です。直接窓口で申し込む他に、電話、ファックス、メール、ネットなどでの申し込みもできます。
3.寄付金を支払う
申し込んだ地域の自治体から必要書類が送られてくるので、その指示に従い、納付書、振込み、現金書留で支払いをして下さい。
4.お礼の品が届く
「寄附金受領証明書」や寄附した地域の特産品などの「お礼の品」が届きます。
5.確定申告を行う
お礼の品を貰えば全て終わりではありません。「確定申告」が必要になります。しかし、確定申告をしなくて済む方法も。2015年4月から年間に5地域までの寄附であれば寄附した地域の自治体に申請書を郵送することで確定申告が不要になる「ワンステップ特例制度」ができました。この制度を利用すれば確定申告は不要です。
ここまでがふるさと納税をする手順になります。難しいことは何もありません、確定申告が不要になったことでより簡単になりました。
お礼で生活家電をもらおう
ふるさと納税をしたことで寄附した地域からお礼の品を貰えることができますが、そのお礼の品で最近注目されているのが「生活家電」です。勿論、高級なお肉や果物は根強い人気がありますが、最近急激に人気が出てきているのが生活家電なのです。しかし、2016年からふるさと納税では地域の自治体と関係のないお礼の品は贈らない自治体が増えてきました。転売も多いのが理由の1つですが、その地域に家電生産工場があったり、地域が生活家電にかかわっている自治体は今でも「掃除機」「炊飯器」などの生活家電をお礼の品として贈っています。寄附金の金額毎に貰える電化製品と自治体は以下の通りです。
30,000円寄附
・HITACHIコンパクト空気清浄機/茨城県日立市
・アイリスオーヤマ3WAYスティッククリーナー/静岡県小山市
・アイリスオーヤマ銘柄炊き炊飯器/静岡県小山市
・paloma炊飯器/岐阜県七宗町
50,000円寄附
・HITACHI掃除機紙パック式クリーナー/茨城県日立市
・HITACHIロボット掃除機ミニマル/茨城県日立市
・RYOBI充電式掃除機/広島県府中市
・HITACHI鉄入り窯炊飯器/茨城県日立市
70,000円寄附
・パナソニックホームベーカリー/長野県伊那市
100,000円寄附
・アイリスリクック熱風オーブン/静岡県小山市
・アイリススチームオーブン/静岡県小山市
・HITACHI鉄釜炊飯器/茨城県日立市
この中で一番のおすすめは還元率が30%で50,000円の寄附で貰える『HITACHI掃除機紙パック式クリーナー/茨城県日立市』ですね。寄附が高額になればやはりいい家電が貰えますが寄附しやすい金額で還元率30%のHITACHI掃除機紙パック式クリーナーはおすすめの家電になります。
おおまかに上げましたが、これ以外の電化製品を探したいときはネット検索してみて下さいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ふるさと納税は節税効果があるようにきちんと限度額さえ把握すれば、他には難しいことは何もありません。なかなか理解しにくくいまだにあまり浸透していない制度ではありますが、個人的には素晴らしい制度だと思ってます。応援していきたい地域がふるさと納税により活気溢れる地域になるよう寄附をしていきたいですね。