電力自由化が開始され、約4ヵ月が経ちました。皆さまは電力会社の変更はされましたか?電気需要が高まる夏本番が到来しますが、マンションにお住まいの方に向けのサービスが誕生いたしました。
マンション共用部向けのサービスを開始
つなぐネットコミュニケーションズ(東京都千代田区)は2日、ミツウロコグリーンエネルギーと提携し、マンション共用部向け電力小売サービス「つなぐでんき」の提供を開始すると発表しました。
既に新電力として電気を提供している、ミツウロコグリーンエネルギーが供給する低価格な電気をマンション共用部(従量電灯)に提供します。また、つなぐネットコミュニケーションズのマンション向けのインターネット接続サービス「e-mansion(イーマンション)」とあわせて利用すると、電気料金がさらに安くなる「セット割」が適用されます。
マンションの電気契約の多くは、専有部と言われる居住者の住居は、居住者と電力会社が個別契約し、マンション共用部は管理組合等が電力会社と契約しています。共用部の電気代は、管理費等に含まれ居住者から徴収し、支払を行っています。
今回のサービスは、マンション向けのインターネット接続サービスと電力小売サービスをあわせて提供することで、マンションの管理費削減が可能になります。
共用部の割引は、現行のプラント比較して10%前後割安?
提供エリアは、東京電力、関西電力、中部電力管内の3エリアになります。サービス提供条件は、
■マンション高圧一括受電サービスが導入されていないこと
■共用部の電気契約種別が、東京電力管内では「従量電灯B・C」、関西電力管内では「従量電灯A・B」、中部電力管内では「従量電灯B・C」が対象
■「低圧電力」ではないこと。
ネット×電力のセットでマンションの電気代を削減
マンション専門インターネットサービスプロバイダ(ISP)として、全国のマンションにインターネット接続サービス「e-mansion(イーマンション)」を提供しているつなぐネットコミュニケーションズと、新電力として発電・小売・卸を行っているミツウロコグリーンエネルギーの提携は、管理費を削減したいマンション組合の方には評価されるサービスとなりそうです。
既に、「通信×電力」のセット割のメニューに関しては、複数社から発表されていますが、マンションの管理費を削減するという観点からご検討してみてはいかがでしょうか。