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太陽光発電・風力・水力をメインに事業展開を行う株式会社Looopが、電気料金プランを発表しました。実際にどれほど安くなるのでしょうか。
Looopでんきは基本料金がない!?
家庭向けの電気料金プランとして発表されたLooop「おうちプラン」。使用した電力量に応じて、電気料金を支払う分りやすい料金体系になっています。
実際にどれだけ安くなるのか見てみましょう。
出典:Looopでんき
実際に比較してみましょう!
今回、比較するのは東京電力「従量電灯B」とLooop「おうちプラン」です。実際の使用量データを使って正確に算出するために、でんき家計簿にある使用量データを基に算出してみます。
条件は、
契約容量:60A
使用量:622kWh(H28/01分)
上記で、スタートします。
まずは基本料金
まずは、基本料金から比較してみます。と言ってもLooop「おうちプラン」は基本料金がありませんので、東京電力の基本料金を確認してみます。
出典:東京電力
東京電力「従量電灯B」60Aの基本料金は、1684.80円でした。当然ですが、この時点で基本料金がゼロのLooopでんきの方が、1684.80円安くなります。
次は電力量料金
まずは、東京電力の電力量料金を確認してみます。
出典:東京電力
東京電力は、スタンダードな三段階料金が設定されていますね。使った量が増えれば増えるほど1kWhの単価が高くなるものです。
次は、Looopでんき「おうちプラン」
出典:Looopでんき
Looopでんきは東京電力と違って、電力量料金は1単価しか用意していません。非常にシンプルで分りやすいですね。
実際に計算してみます!
まずは東京電力
■基本料金:60A
1684.80円
■電力量料金
19.43円×120kWh=2331.6円
25.91円×180kWh=4663.8円
29.93円×322kWh=9637.46円
■合計:18,317円
次はLooopでんき
■基本料金:60A
0円
■電力量料金
26円×622kWh=16,172円
■合計:16,172円
Looopでんきが、2,145円おトク!ということが判明しました。
もちろん季節や使い方によって、削減額は変わりますが、毎月2,000円程度安くなると、年間で24,000円程度、安くなりますね。
電力使用量が多い家庭の場合は大きなメリット!
基本料金がないLooopでんきは確かにおすすめですが、誰にでもおすすめということではないので、注意が必要です。電力量料金だけを見ると、東京電力の1・2段料金よりも高い単価が設定されています。つまり、電気の使用量が少ない方は、割高になってしまう可能性があります。そのため、毎月300kWhを越える電気を使用している方であればメリットが出るので、変更の際には注意してください。
基本料金0プランは、2016年5月末までの申込に限る?
非常に安くなるLooopでんきですが、基本料金が0円となるのは2016年5月末までに申し込んだ方に限るようです。申込状況によっては、機関の延長もありえるようですが、ご興味がある方は早い段階で申込を行った方が良いでしょう。