東京電力と中部電力の共同出資
4/15日、東京電力と中部電力が共同出資で設立する新会社「JERA」の詳細を明らかにしました。
この新会社JERAの事業内容は、東京電力と中部電力のサプライチェーン一を括で担うことです。
こんなことは消費者のみなさんには関係のないことのように思われるかもしれませんが、実際には電気料金の低廉化を望むことができるのです。以下に理由を記載します。
燃料コストの低下を狙う
電力の主な生産方法である火力発電の生産コストのうち約7割が燃料費です。消費者の払う電気料金は、この燃料費に比例します。
燃料費が上がれば電気料金も上がりますし、下がれば電気料金も下がります。
今回、JERAが設立され、サプライチェーンが一括化されたことで、燃料費が下がることが見込まれます、つまり電力料金が下がると思われます。
サプライチェーンが一括化されるということは、火力発電のための燃料の仕入れを一手に行うということです。
燃料を販売している会社は基本的には、燃料を購入する会社の購入量が多ければ多いほど割引を実施します。
つまり、JERAは世界最大規模の燃料購入者なので世界最大規模の割引を受けることが可能になり、それによって消費者の電気料金も下がることが予想されるのです。
今後もこういった電力会社同士、あるいは電力会社と新規電力事業者の提携は進むものと思われます。消費者目線で言うと、メリットが大きくなることが予想されるため、非常に楽しみですね。またこういった情報が入り次第記事にしたいと思います。
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