電力の自由化に伴い、価格競争の激化が今後予想されています。これから契約を変更しようとお考えならば、参考にしたい部分はやはり料金だと思います。
電気料金は、色々な項目を合わせて計算されています。その契約内容は各種メニューがあり、ご家庭のニーズに合ったメニューを選ぶ事は大切です。
それによって電気料金が大きく変わってしまうかもしれないからです。
利用者側で電気料金を調節できるポイントは2点あります。
①基本料金
まずは基本料金です。これは、分電盤についているブレーカーのアンペア数によって違います。
この基本料金が、家庭の使用状況に適しているかどうかを確認する必要があります。
大まかな目安としては、エアコン、テレビ、炊飯器やレンジなどの、電力を一度にたくさん使う時間を基準に、50アンペアが推奨されています。
10アンペア毎に基本料金が設定されており、通常無料で変更できます。あまり無理に少ないアンペア数にすると、ブレーカーが度々落ちてしまいかねませんので注意が必要です。
電力の自由化に伴い、順次設置中のスマートメーターに関しては、アンペア変更は遠隔で行う事が可能なので、より簡単に変える事が可能です。
②電力量料金単価
次に電力量料金単価です。
通常、一般家庭では段階制料金のプランで利用していると思われます。単価が3段階になっており、段階を越える毎に料金が高くなります。
電力会社が設けている様々なプランによって単価が違うので、使用状況に合ったものを選ぶ事が出来ます。
一日のうちで、一番電力を多く使う時間に安くなるようなメニュを選択する事が大切です。
間違ったプランの選択をしてしまうと、電気料金が高くついてしまいますので、生活の変化に応じて見直す事をおすすめします。
燃料費調整価格は毎月変わります。これは利用者側にはどうする事も出来ません。
電気料金の内訳は、全国の電力会社それぞれで違います。また今後、各社料金の見直し等も予想されます。
電力会社を変更する際には、これらの点も踏まえて比較検討するとよいでしょう。