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私たちの暮らしに身近な明かり、蛍光灯。食卓やリビングなど、家の各所に蛍光灯を使っている方も多いかと思います。
今回は、蛍光灯について徹底解説していきたいと思います!
白熱灯vs蛍光灯
お部屋の照明として広く使われている、白熱灯と蛍光灯。どちらも身近な明かりですが、それぞれの特徴や電気代などを知ることで、もっと便利でお得な使い方ができます。
白熱灯と蛍光灯、それぞれのポイントを学んで、家計に優しい暮らしをしてみませんか?
電気代が安いのは、白熱灯よりも蛍光灯
ひと昔前まで、蛍光灯といえば、まっすぐ長い「直管型」か、食卓などに使われる、ドーナツ型の「丸型」でした。しかし今では、白熱灯とそっくりな形をした「電球型蛍光灯」も販売されています。
電球型蛍光灯は、白熱灯と比べて消費電力が少ないのが特長です。例えば、40Wの白熱灯と同じ明るさを、電球型蛍光灯はその4分の1の消費電力、10Wで作り出すことができます。
本体の寿命も白熱灯の5〜6倍と長いため、「長時間つけたまま」の明かりには、電球型蛍光灯が向いているといえます。
「つけたり消したり」が得意な白熱灯
トイレや洗面所、収納スペースなど、家の中には点灯・消灯を繰り返す明かりがありますよね。こうした場所で力を発揮するのが、白熱灯です。
蛍光灯の弱点は、点灯時に電力を消費しやすいこと。また、グローランプ(点灯管)式の蛍光灯の場合、点灯を繰り返すことで寿命が短くなるという難点もあります。
そこで、つけたり消したりすることが多い照明には、白熱灯を使う方が結果としてお得になりやすいのです。
また、白熱灯には「本体価格が安い」という特長も。電球型蛍光灯の10分の1ほどで購入できます。短時間しか使わない照明には、白熱灯を活用していきましょう。
白熱灯交換時のヤケド・蛍光灯の破損に注意
最後に、それぞれの明かりを使用する際の注意点をご紹介します。
白熱灯は、光を出す際に多くの熱も生じてしまうという特性があります。点灯中に明かりが切れた、消灯直後に電球を交換する…という場合には、やけどをしないように、軍手やタオルなどで手を守ることを心がけましょう。
一方、蛍光灯の場合は「破損」が大きな問題になります。発光管の中の「水銀蒸気」に電流を流して光るしくみの蛍光灯、割れてしまうと、中からその水銀蒸気が出てきてしまいます。
交換時には蛍光灯を割らないように、もし割れてしまったら、周辺の空気を吸わないよう、窓を開けてしっかりと換気をしてください。
ちなみに、水銀の問題はないものの、破片によるケガが問題になるのは白熱灯も同じです。電球型蛍光灯の中には、発光管が割れても破片や蒸気が外に出てこないよう、外側のカバーが丈夫なプラスチックでできているものもありますので、そうしたものを選ぶのも1つの手です。
蛍光灯の特徴を知った上で、次は蛍光灯節約術を学んでいきましょう!
節約術その1:周りをキレイに拭いて、消費電力の少ない蛍光灯に交換
蛍光灯には、同じサイズでも、消費電力の異なるタイプのものがいくつかあります。「ワット数の少ないものは、暗くなりそうで嫌」という方もいるかもしれませんが、もし明るさを気にするのであれば、まずは照明周りのお掃除から始めてみませんか?蛍光灯本体に積もったホコリだけでなく、バックの反射板や、半透明のカバーまで拭き掃除をすると、明るさがなんと30%以上も変わることがあるのです。これなら、本体の蛍光灯を少し弱めのものに変えても、違和感なく過ごせますね。
節約術その2:電球の代わりに、こんなところにも蛍光灯
吊り下げランプや玄関先など、家庭の中では昔ながらの白熱電球が活躍している場所も多いもの。節電のため、LED電球への交換を考える方もいるかと思いますが、本体価格が数千円と高めなのがネックです。
そこで検討したいのが、電球型蛍光灯。中を見てみると、細長い蛍光灯をくねくねと折りたたんだ形をしています。消費電力は白熱灯の数分の一で済み、本体の寿命も白熱灯の5〜6倍。安い物では1000円弱と、手頃な価格で節電が始められます。
節約術その3:100円ショップで宝探し?
最後は番外編。蛍光灯本体をお得に入手する方法です。皆さんの近くに、100円ショップはありませんか?店内を覗いてみると、蛍光灯も売っていることがあります。
普段見かけない、元から低価格で作っているメーカーの蛍光灯もありますが、実は時々、大手メーカーの製品を大量仕入れし、本来はもっと高価な蛍光灯を、たった100円で販売していることもあるのです。もしそうした商品に出会ったら、まとめ買いしておきましょう。保管中に割ってしまわないよう、保管は棚の上などに。