送電線の仕組み、第一弾として今回は架空送電線についてまとめます。
発電所の近くの山間部や都市と都市の間などでこの架空送電線が使われています。
大きな鉄塔につながれている送電線。それが架空送電線です。
発電所で発電した電気をそのまま通すので、架空送電線は大容量の送電が可能でかつ超高圧の電力の送電が可能なものでなければいけません。
架空送電線の素材
現在、発電所からの電力を送電する架空送電線は500kVの送電が可能なものが一般的です。
一部1000kVまで対応できる架空送電線も使用されています。
一般家庭では考えられないような高圧の電気を流す仮想送電線は、どのような素材で作られているのでしょうか。
硬銅より線や鋼心アルミより線系電線・銅合金より線・アルミ合金より線・光ファイバ架空地線等の絶縁被覆をしない裸の電線が一般的に使われています。
架空送電線を支える鉄塔
「架空」という言葉からもわかるように、架空送電線は空中を通っています。
送電線を支える鉄塔があってこその架空送電線なのです。
超高圧に対応している送電線を安全に支える鉄塔はどのような仕組みになっているのでしょうか。
鉄塔はもちろん鉄でできています。
つまり、電気を通す素材でできている鉄塔が電気を通さずに送電線を支える必要があるのです。
そこで、重要なのが「がいし」と呼ばれる絶縁体です。
これによって、鉄塔が通電することなく送電が行えています。
家庭やオフィスで電気を使用している限り想像もできないような高圧な電気を輸送する架空送電線。
安全に送電する工夫が多くあるようですね。
参照元:http://www.chuden.co.jp/kids/kids_denki/okuru/kaku/