電気自動車と言えば省エネな乗り物の代表格ですね。エコでコストも安く、快適に使える便利な乗り物です。
電気自動車のバスは以前から走っている地域がありましたが、大量生産の一般車両としては、2010年末に販売が開始された日産のリーフが最もポピュラーです。
ガソリン車は燃費で省エネ性能を表すが…
一般的なガソリン車の省エネ性能は燃費で表します。「○○km/L」というものです。これは1リットル当たり何km走ることができるのかを表しています。
今では、20km/Lなんていうハイブリッド車も登場しています。
この数値が大きいほどガソリンの効率が高く、少ないガソリンで長い距離を走ることができてエコだということですね。
一方で、ガソリンを使わない電気自動車の省エネ性能はどうやって測るのでしょうか?
実燃費という考え方
電気自動車が登場してから「実燃費」という言葉が使われるようになりました。
これは、電力量と航行距離を比較して、電気代を元にガソリン代に変換するというものです。
つまり、1kWhの電気で5km走ることができる電気自動車があるとすると、5km/kWhです。1kWh当たりの電気代は25円程度です。
また、ガソリン代を1L100円とおくと、4kWh¬=1Lとなります。そのためこの電気自動車の実燃費は20km./Lとなるのです。
この考え方は電気代とガソリン代という値段のみを指標に考えています。環境への負担は考えていません。
いくら燃費(実燃費)の数値が良くても、そのエネルギーを得るために環境へ多大な負担を強いていては省エネとは言えませんね。