冬の季節には、冷え切った布団に入る気が起きないもの。勇気を振り絞って寝床にもぐりこんでみても、寒さでなかなか寝付けない…ということも珍しくありません。
おやすみタイムの暖房には様々な選択肢がありますが、使用中に寝てしまう可能性もあるだけに、電気の無駄遣いや、火事や有害な一酸化炭素の増加も気になりますね。
そうしたお悩みは、「電気毛布」を使うことで、一気に解決するかもしれません。
そもそも、電気毛布とは?
電気毛布は、毛布の内側に電熱線が通してある電化製品です。毛布の端から伸びた電源プラグをコンセントに差し込み、同じく毛布から伸びている温度調節スイッチを使って操作します。
タイマーはついていないことがほとんどですが、以下のような使い方をすることで、短時間のみ、効果的に使用することができます。
布団に入る前に短時間使用。自然な温度で入眠もスムーズに
まず、就寝時間の30分ほど前に、電気毛布を掛け布団と敷布団の間に挟んでスイッチを入れます。掛け布団と一緒に通常の毛布を併用する場合には、毛布を掛け布団の「上」に掛けると、温かい空気が逃げることを防げます。
そして、就寝する時間になったら、電気毛布のスイッチを切り、コンセントからも外してしまいましょう。電気毛布は本体が温まるのが速く、敷布団、掛け布団とも密着しているので、この時点で十分暖かく寝られるはずです。
さらに、この後、布団の中の温度が自然に少しずつ下がっていくため、スムーズな入眠に必要な、適度な体温の低下も促すことができます。
電気代は、通常の暖房器具と比べて桁違いにお得
気になる電気代は、中〜強レベルで使用した場合、30分で0.2〜0.4円。電気ストーブは30分で5円弱、布団乾燥機は1回で約10円の電気代がかかることを考えると、格段に節約できることがわかります。
また、就寝時以外にも、電気毛布を膝掛けとして使うことで、冷えてしまいがちな下半身を重点的に温めることもできます。
電気毛布の寿命
次に気にしたいのが電気毛布の寿命です。安い毛布なら6千円程度から高いものは1万円以上しますが、電気毛布は耐用年数が3年から5年となっています。思ったより早く壊れるイメージがありますでしょうか。
ですが普段お使いの毛布でもこれくらいの期間使えば購入当時のふんわり感もなくなって暖かさも感じられなくなってしまいます。
そう考えれば普通の毛布の買い替え時とそれほど変わりません。少し高級な毛布を買ったと思えば1万円はそれほど高い金額ではないと言えますね。
電気毛布のおかげで真冬の冷たい布団に入るあの嫌な感覚が1ヶ月34.5円で解消されるのだとしたら安い出費かも知れませんね。