電気料金をクレジットカードで支払うとお得になるのでしょうか?
ポイントよりも口座振替割引のほうがお得な場合も
光熱費の電気料金などをクレジットカードで支払うようにすると、ポイントがたまるのでお得であるということで実践する人も多くいるのではないでしょうか。
しかしながら、電力会社には、電気料金を支払う場合に口座振替割引があり、この口座振替割引を利用すると、実際には支払いをクレジットカードでする場合にたまるポイントよりも節約がお得にできる場合があります。
口座振替に電気料金の支払いをする口座振替割引の場合と、クレジットカードに電気料金の支払いをする場合にたまるポイントとを比較する場合に、お得になるのはどちらの方かということは、実際には毎月の家庭の電気料金によって違ってきます。
ここでは、電気料金の毎月の合計額によって、口座振替割引の場合とポイントをクレジットカードで貯めた場合、お得になるのはどちらかという線引きのラインについてご紹介しましょう。
電気代が1万円以上ならクレジットカードがお得
月に54円の口座振替割引額で、0.5%のクレジットカードのポイント還元率として計算してみると、線引きのラインとしては1万円から1万1千円程度になります。
そのため、1万円から1万1千円程度よりも毎月の電気料金が安い場合にお得になるのは口座振替割引の方で、高い場合にお得になるのはクレジットカード払いの方ということになります。
このように、電気料金によって、口座振替の方がお得な場合とクレジットカード払いの方がお得な場合があります。
しかし、時として困ってしまうことも出てきます。
支払日が把握できない
一番の問題点として、クレジットカードの支払いが遅くなることによって、結果的に支払いのタイミングがわからない点にあります。突然引き落としで無くなっているという感じになるので、タイミングを理解することが難しく、どこで落とされているのかわからないこともあります。基本的にカードの引き落とし日がわからないと、支払いについて考えていくことができません。
金銭管理ができなくなる
またリボ払いを利用しているときは、さらに支払いで困ったことが多くなります。支払いをしているのに残高が減らなかったり、前の電気代の支払いが終わっていないのに、また支払いが出てしまうといった問題点があるからです。このような問題については、基本的に一括払いにしておけば問題ありませんが、リボ払いでクレジットの支払いをしている場合は、こうした状態が生まれても仕方ないことになります。
クレジットカードを利用することは、一見すると非常に楽なことでもあり、ポイントを増やすという部分でもメリットがあります。しかし電気代を支払っていくタイミングが図りづらいので、家計簿をつけている方にとっては結構困ることが出てきます。またリボ払いを使って支払額を押さえている場合、色々な支払いと一緒に行っていると、延々と支払いが終わらなくなるので、返済するのもかなり苦労することが多いです。