この夏、エアコンを24時間つけっぱなしにしても、電気代はそこまで変わらない。むしろ、温度設定や部屋の電気をつけたり、消したりの回数が増えると逆に電気代がかかってしまうという事実が話題となりました。
皆さん高い電気代は悩みの種だと思います。
家計の出費を抑えるためにも安く済ませたいですよね。仮に24時間つけっぱなしにしている方が、電気代が安くなるならつけっぱなしにしますよね?でも、つけっぱなしというのが安くなるとは到底思えない、絶対高くなるなど、環境に悪い、などご意見もあると思います。
ということで、energy-naviでも夏本番の7月に1カ月エアコンをつけっぱなしにすると電気代はいくらになるのか実験してみました。(試す場合は皆様下記の記事を見てからにしてください)
その結果は「最近流行りの『エアコンを一ヵ月つけっぱなしにすると何円になるか』検証してみました」で詳しく説明しています。結論、夏場に一ヵ月エアコンをつけっぱなしにすると、【約2,600円アップ】します!
えぇ?たったの2,600円?と思った方も、思ったより高くついたなと思ったあなたも、こう思ったはず。「夏だけの情報じゃわからない」と。そうですよね。それじゃ、夏と冬で検証すれば平均になるのでは?という安易な理由で、今回は夏場と同じくらい省エネに敏感になる冬に同じ事をするとどうなるのでしょうか?
ということで、夏場と冬場のつけっぱなしで掛かる電気代を比較してみました。
ただし、今回はこの冷房時の結果から、暖房時の結果を予想してみるということで、実際にやっていないです。著者の給料が上がったら実施してみたいと思いますので、今回は夏に実施した経験から理論値で算出していきたいと思います。
果たして、電気代は高いのか、安いのか。つけっぱなしが家計を助けることになるのか注目してみましょう!
理論上の電気代は?
夏の実験では、まず、理論上の電気代を算出してみました。
消費電力の低格冷房が0.508kWだったので、これを一カ月に換算すると11,335円になりました。
暖房時はどうでしょうか?
同じエアコンの表示を見てみましょう。
消費電力の定格暖房時の標準は0.450kWとなっています。これを元に計算すると約10,040円になりました。
この「10,040円」は実際に高いのか安いのか。。。なかなか比較しづらいですね。
理論上の計算と実際の料金の差を考える
冷房時の場合、実際の電気代はエアコン部分だけで考えて約2,600円でした。
つまり、理論上は11,335円なのに2,600円になったということです。
ここまでの差が出た理由としては
「自動で風量を微風以下にして消費電力を押さえていた」
「実験値である580Wと環境が全く違った」
という事が考えられますね。
暖房時の場合の差を仮にこれと同じとして考えてみましょう。
平均で考えると消費電力が1/4になったと仮定できます。
暖房時も同じとすると理論値が10,040円だったので、2510円になります。
しかし、実際は、冷房時よりも暖房時の方が、消費電力が大きくなる傾向がありまし、温度設定等も大きく影響するので、電気代が若干高くなるかもしれませんので、平均として考えていただければと思います。もちろん部屋の大きさも影響しますので、単純な比較は難しいですが、このまま進めさせていただきます。
つけっぱなしで、電気代が通常よりも2,510円程度アップするのは、果たして「高いのか」「安いのか」皆さんいかがでしょうか。
夏の冷房実験と同様に、理論値の10,040円は下回るはずですが、どこまで下がるかはわかりません。夏場と冬場の比較は室外の温度や温度設定、部屋の大きさにより変わってくるので、単純にはできませんが、こちらを参考にエアコンと付き合ってみてください。また、試して見た方はenergy-navi編集部まで結果をお送りください!
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