夜のみんなが電気を使わない時間帯に使う電気に関しては安い単価で電気を使用することのできる夜得プランなどの契約。
これってどんな手続きで行うのでしょうか?また、本当に電気代が安くなるのでしょうか?
時間帯を区切った契約に切り替える時にはメーターの交換が必要に
現在、従量電灯Bなどのいつでも定額の電気単価が加算されるタイプの契約をしている方が、夜得プランや朝得プランといった時間帯によって電気単価が変わる契約に切り替える時には、メーターの交換工事が必要になります。
普通のアナログメーターでは時間別の電気使用量を出すことができません。
そこで、デジタルで時計の付いたメーターに変更し、何時にどれだけの電気を使ったのかわかるようにしないといけません。
この場合、工事費用やメーター代は全て電力会社持ちになります。
本当に電気代が安くなる?
工事をしてメーターを変えて手間をかけても電気代が下がらなければ意味がありません。
契約を切り替えると本当に電気代は安くなるのでしょうか?
基本料金は高くなります
基本料金は従量電灯の契約と比べて高くなります。
東京電力の場合、従量電灯Bの30Aの基本料金は842.4円なのに対して、夜得プランの基本料金は1296円で高くなります。
単価が安くなっても、基本料金は必ず上がるので注意が必要です。
どれだけ単価を下げられるのかという事と、どれだけ基本料金が上がるのかということをきちんと比較しないといけません。
意識付けはしやすく
○時~○時は電気代が安いとわかっていると意識的に電気代のかかる家電の使用をその時間帯に合わせることができます。
少し努力すれば目に見える形で電気代を下げることができるのでゲーム感覚で取り組みやすいですね。
一口に深夜電力と言っても、合う人・合わない人がいます。
いろいろと丁寧に比較してから契約を変えた方が最終的な手間はかからないということですね。