日本のトイレには必需品となった「ウォシュレット」。現在ではデパートやホテルなど、ウォシュレットがついていないトイレのほうが少なってきているようにも思います。そんなウォシュレットですが、現在発売されているのものに限っても8社以上のメーカーから200を超える製品が売り出されています。
そのため今回はウォシュレット選びの考え方、コツをご紹介していきたいと思います。
電気代まで考えたお得なウォシュレット選び。
必ず確認しておきたい部分と、タイプによる相場の違いとランニングコストの違いをご紹介していきます。
つけられないものを把握する
欲しい機能はいくつか浮かぶと思いますが、電気屋さんに出かけてしまう前に「自宅につけられないもの」を把握していきましょう。
大きくわけて
・トイレ内のコンセント有無
・消費電力に余りがあるかどうか
・便器自体のサイズ
以上の3点は少なくとも確認しておきましょう。
サイズに関しては、現在流通している温水洗浄便座のほとんどが普通タイプ、大きいタイプ兼用のためあまり心配はありませんが、コンセント自体がなかったり、便器から届く位置にコンセントがなかったりする場合は、別途工事が必要になったり設置できない場合があるため確認しておきしょう。
購入費用とランニングコストを考える
ウォシュレットを選ぶ前に必ず把握しておくべきことはランニングコストを大きく分ける温水の供給方式の違いです。
ウォシュレットの温水の供給方式には貯湯式と瞬間式の2タイプがあり、どちらも長所短所がしっかり別れています。貯湯式とは、タンク内に温水を保温しておき、使用時にすぐ温水が出せるよう準備しておくようなタイプ。瞬間式は、温水がを必要なるときにその場で水を暖めるタイプです。それぞれ本体価格とランニングコストに大きく差開きがあります。
貯湯式のコスト
温水を貯めて億タイプの貯水式は、本体価格が安く、1万円台後半から2万円台前のモノが多く売れています。
しかし、水温を維持し続けるための電気代がかさんでしまうため、年間の電気代は節電機能がついているものでも3000円以上かかってしまいます。
瞬間式のコスト
使用時にすぐ水を暖めるタイプの瞬間式は、本体価格が高く、3万円台後半程度のモノが多く売れています。
しかし、使用ごとに水を暖めるため電気代は抑えられ、年間1000円台に収まり、雑菌が繁殖するリスクもひくいタイプです。
一般的には瞬間式のほうが高機能のモノが多く、使う年数を考えると瞬間式がよく思えますが、「瞬間」式とはいえボタンを押してしばらく時間がかかる場合もあるため、実際にどのくらいの時間差があるのか確認してみてみましょう。ウォシュレットは毎日使う上には10年程もつものが多いため、ご家庭の好みとお金面の両方を考えて最適なものを選びましょう。
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