本体価格が安く、エアコンやストーブと比べて電気代も安くて手軽な電気毛布。
自然な温度で温まることができ、足が寒くなることもありません。
しかし、電気毛布には一つの落とし穴があります。人間が快適に感じる温度を快適に感じるダニの存在です。
ダニ退治機能で完璧…?
最近の電気毛布にはたいてい「ダニ退治機能」が付いています。
これは、通常使用する温度より高い温度にしてダニを駆除使用とするものです。熱に弱いダニですが、成虫のダニを死滅させるには、50℃の温度で30分間暖める必要があります。
ダニ退治機能の温度は表記上50℃以上になっている電気毛布がほとんどなので、これを30分以上使えば文字通り「ダニを退治」することができます。
しかし、死んでも死骸は残り続けます。アレルギーの原因になるのは主にフンや死骸なので、掃除機で吸うことを忘れてはいけません。
じゃあ、洗濯すれば完璧…?
これも最近の電気毛布は一般家庭の洗濯機で丸洗いできるものが登場しています。
洗剤を使って洗濯機であらえばダニは死滅するのでしょうか?
実は、そうとも言い切れません。ダニは水につけても1週間は生き延びると言われています。
ただ洗うだけで成虫のダニを殺すことはできません。
ただ、洗濯によって糞や死骸を洗い流すことができるので、定期的に洗濯することで新たにダニが生まれてくるのを防ぐことはできます。
やっぱり、天日干しが最強…?
ダニを殺すならやっぱり天日干し!紫外線と太陽の熱で全滅!と思っていませんか?
実は、天日干しの効果は高くありません。真夏に天日干しをすれば、ダニが死滅する温度まで高めることが可能ですが、冬の温度では到底死滅しません。
しかも、紫外線はダニに全くダメージを与えないと言われています。
結局、ダニ退治機能と掃除機で。
電気毛布のダニを駆除する方法はいろいろ考えられますが、一番効果が高いのはやっぱり「ダニ退治機能」を30分以上使った上で、布団用の掃除機で吸い取るという方法でした。