ある程度まとまった量のお湯を沸かしたい時、皆さんはどんな方法を使っていますか
電気ポット?それとも、やかんでしょうか?
中には、両方を所有していて、どちらがお得なのか気になっている方もいるかもしれません。そこで今回は、電気ポットとやかん、2つの湯沸かし器具の光熱費を比較する際のポイントをご紹介します。
都市ガスかプロパンガスか?
やかんと電気ポットを比較する際にまずチェックしたいのが、やかんの加熱に使用するガスの種類です。
1立方メートル当たりの基本料金は、都市ガスで150円前後、プロパンガスで300円前後。都市ガスとプロパンガスを比べると、プロパンガスの燃料費は2倍近くになっています。
これにより、電気ポットと比べた際の結果も、大きく変わってきます。具体的に、ガス代を計算してみましょう。
プロパンガス利用世帯なら、電気ポットの方がお得
水温15度の水を1リットル、室温20度前後の時期に沸かすと仮定します。この時、やかんでの湯沸かしにかかるガスはおよそ0.025立方メートルとなります。ガス代は都市ガスで約3.75円、プロパンガスで7.5円です。
一方、電気ポットでの湯沸かしは、電気料金が1kWh=29円の場合、1リットルで約3円。こうしてみると、都市ガスでは電気ポットとあまり差がなく、ガスや電気の料金設定によっては、むしろ、やかん+都市ガスの方が安いということもありえます。
やかん+プロパンガスでの湯沸かしは圧倒的に割高ですので、
「プロパンガス使用ならやかんはやめて、電気ポットでお湯を沸かす」
のが原則です。
冬季には、やかんは不利
都市ガス使用の場合でも、電気ポットを積極的に利用するほうが良いこともあります。それは、気温の低い冬季。沸かす元となる水や、やかんの周りの空気が冷たいと、お湯がなかなか沸きません。
「寒い時期には、やかんより電気ポット」
と覚えておいてくださいね。
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