電気自動車は二酸化酸素を発生させないクリーンな乗りものとして注目を集めています。車種も増え、急速充電をするステーションも良く見かけるようになりました。
一方、電動バイクの動向はどうなっているのでしょうか。
電動バイクが目指す方向性
電気自動車は高距離を伸ばし、値段を下げる研究が日々行われています。
もちろん、電動バイクも一回の充電で走ることのできる距離を伸ばして、本体価格を下げるように開発が進められています。
一方で、電動バイクの目的を見直す動きも見られます。
電気自動車にしても、バイクにしても、目的地までたどり着くことを目的として開発されています。
電動バイクもその方向での使用が想定されていました。
しかし、最近それとは違う目的で電動バイクを使ってもらいたいという企業があります。
ライフスタイルを変える電動バイク
電動バイクの航行距離を10kmや5kmに絞って小型化、低価格化をしていこうとしています。
これは、電動バイクで目的地まで向かうのではなく、駅やバスターミナルまで電動バイクで行き、そこからは公共の交通機関を使うというものです。
これによって、生活の範囲が広がり、より自然のある地域や駅から離れたところに気軽に住むことが可能となるのです。
しかも、電動バイクを使うので環境への負担も少なく、自転車のように体力が必要になることもありません。
ガソリンスタンドがなくても自宅で充電できるので気軽に使うことができます。
このように電動バイクによってライフスタイルを変えてしまおうとしているのです。
もちろん、課題もあります。駅やバスターミナルの駐輪場の整備や音のない電動バイクの事故防止策などです。
近い未来には電気で走るクリーンな電動バイクが走り回っているかもしれません。