2016年4月以降、一般家庭でも電気をどの会社と契約するか選べるようになります。一般出来事業者である、関西電力や中部電力、東京電力であれば信頼できますが、ソフトバンク・KDDI・日ガス・JCOMなどはじめて電気を販売することになるため実績がありません。
そこで今回は一般消費者が電気を選ぶ際の参考になるよう、
・今後電力会社となる新規参入企業の口コミ
に関してまとめてみました。
電力会社となる大手企業の口コミまとめ
通信・ガス・ガソリン・ケーブルテレビなど様々な業界が新規参入する予定です。
各社の現在での口コミ・評判に関して以下ご紹介します。(並びは50音順)
大阪ガス
実績
近畿2府4県の79市、32町へガス提供。700万世帯を顧客として保有。
口コミ・評判
既に総合エネルギー事業者として電気提供への参入を表明しており、大阪ガスサイト内では家庭・飲食店、商店向け電力ページも登場しています。そのほかにも「電力自由化とは」「大阪ガスの電力事業とは」など解説ぺージが作成されています。
ガスと電気のセット割だけでなく、通信会社との提携なども検討しており多彩なサービスが期待されています。
ケイオプティコム
実績
関西圏では「eo光」というブロードバンドサービスで圧倒的知名度を有しています。関西地区での光回線のシェアは20%程度です。
口コミ・評判
「eo電気」というサービス名を発表しており、既にアンケートなどのキャンペーンを行っています。既存顧客の光回線利用者からの乗り換えが進むと関西電力に対抗する一大勢力になりえます。その一方で、関東での知名度はまだ確立できていないため顧客の信頼獲得に時間がかかるかもしれません。
ソフトバンク
実績
販売実績は現在全国で3700万契約です。ソフトバンクは既に「SBパワー」というグループ会社を用いて、一般家庭以外の特別高圧・高圧需要家に対して、太陽光や風力などの自然エネルギー由来の電力を提供を実際に行っています。
口コミ・評判
日本で最も有名な経営者といっても過言ではない「孫正義」ブランドによりどんなサービスを提供してくれるのかと楽しみにしている消費者もいると思います。
加えて、一番規模の大きい電力会社である東京電力との提携を発表したため、さらに国民の期待は高まっているようです。
東急電鉄
実績
私鉄としては東京メトロに次ぐ規模を誇ります。不動産事業も活発であり二子玉川での開発など行いました。
口コミ・評判
鉄道事業に限らず光ファイバー敷設やケーブルテレビサービスなどのインフラ整備を担ってきており消費者の信頼性も高い企業であるといえます。
東京ガス
実績
東京都、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬などにガスを提供をしており顧客数は現在約1,126万となっております。特別高圧・高圧での販売はすでに行っており、東北電力と共同出資により東京都内に新子会社を設立しています。
口コミ・評判
現在保有しているガス顧客に対して販売を進めていくようです。実際に行われた電力自由化に関する国民調査では「ガスと電力のセット割」を求める声は多いためある程度のシェアを獲得することが予想されます。
ニチガス
実績
国内での110万戸の顧客に加えて、海外でも20万戸を保有しています。
口コミ・評判
ガスと電気のセットは親和性が高いといわれており、乗換をする消費者はある程度見込めると考えられています。ガスの業務管理システム導入を行う「雲の宇宙船」という事業をKDDI・日立キャピタルと共に進めているため今後の新サービスにも期待が集まっています。
楽天
実績
1億人を超える会員数を抱え、流通総額は6.4兆円にも上ります。
口コミ・評判
日本最大の発電事業者である丸紅をパートナーとしています。クレジットカードやインターネットサービスなども保有しているため様々な複合サービスが期待されています。
販売ルートに関しても「楽天市場」の出展事業者や「楽天トラベル」に加盟する宿泊施設など様々な顧客との接点があります。
JCOM
実績
電話・インターネット・ケーブルテレビを提供しており全国での顧客数は497万世帯に上ります。
発電おいては高圧部門でトップシェアを誇るサミットエナジーが担ってます。
口コミ・評判
今後期待されるサービスとして他社にはない「ケーブルテレビと電力のセット販売」があります。
JX日鉱日石エネルギー
実績
国内燃料油販売の36%のシェアを誇り、売上高としては10兆円を超えています。
口コミ・評判
「ENEOS電気」というサービス名で販売を予定しており、全国各地にあるサービスステーションを通して手軽に相談や手続きができるようになると言われております。そして、生活には欠かせないガソリンとのセット割による販売が行われるといわれております。2020年東京オリンピック・パラリンピックにおいてもゴールドパートナーとして、石油、ガス、電気の供給をすることが決まっており、信頼性も申し分ありません。
KDDI
実績
契約者数としてはソフトバンクより多い4400万契約に達しています。
口コミ・評判
「auでんき」というサービス名を発表しており、ホームページや各店舗での広告も始まっています。全国に店舗が
あるためカスタマーサポートなどに関しては充実したものが期待できます。割引サービスとしては「携帯と電気のセット割」が期待されています。
東京電力
実績
東京電力は、1都7県(群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県)と、静岡県の一部に電力を提供している電力会社です。約3,000万戸の顧客を抱えている日本一の電力会社です。
口コミ・評判
電力の自由化に向け、ポイントやガス会社との連携を、どの電力会社よりも先行して行っています。電気代の単純な割引・値下げではなく、提携によるメリットを提示することでユーザーの指示を得そうです。
関西電力
実績
関西電力は近畿地方2府4県(京都府、大阪府、滋賀県、奈良県、和歌山県)および、兵庫県、福井県三重県、岐阜県の一部に電力を提供している電力会社です。東京電力に次ぎ、1,300万前後の顧客数を誇っています。
口コミ・評判
電気代の値上げによる不満が高まってはいますが、「はぴe見る電」などの各種サービスを提供しており、顧客満足度の向上に努めています。
中部電力
実績
中部電力は顧客数は3位で、長野県、愛知県の全域、岐阜県、三重県の一部に電力を提供している会社になります。
口コミ・評判
カテエネというサービスを提供し、各種ポイント付与など顧客の流出防止に努めています。
おわりに
サポート体制なども今後は電力会社選びでは重要になってくるとされています。現時点での東京電力、関西電力のお問い合わせ対応状況を見てみましょう。
東京電力
手段 | 有/無 |
受付時間 |
備考 |
インターネット | 〇 | ― | お問い合わせ項目により受付時間が異なる |
FAX | 〇 | 9:00-
18:00 |
土・日・祝日・年末年始を除く |
メール | 〇 | 24時間 | 土・日・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)のメールでのお問い合わせについては、翌営業日以降に対応 |
電話 | 〇 | 9:00-
17:00 (地域により多少異なります。) |
土・日・祝日・年末年始(12月29日―1月3日)を除く
※停電やお急ぎの場合は対応可能 |
関西電力
手段 | 有/無 |
受付時間 |
備考 |
インターネット | 〇 | ― | お問い合わせ項目により受付時間が異なる |
FAX | 〇 | 9:00-
17:00 |
土・日・祝日・年末年始を除く |
メール | 〇 | 24時間 | 営業時間外および土・日・祝日・年末年始のメールでのお問い合わせについては、翌営業日以降 |
電話 | 〇 | 9:00-
20:00 (地域により多少異なります。) |
土日祝日を除く
※停電やお急ぎの場合は対応可能 |
現在では東京電力、関西電力のように土日祝日は基本的に対応していないのが一般的ですが、今後口コミや評判によって電力会社も評価され選ばれる立場になるので、あらゆる面での24時間サポートなどのサービスも出てくることが考えられます。
今後各社の発表する料金サービスや提携内容だけでなくサポート内容にも注目して電力会社を選んでいきましょう。
各社の口コミ・評判やサポート内容などに関して情報が入り次第更新していきます。
中部電力・関西電力・東京電力に関してのtwitter上での評判をまとめたものもありますので合わせてご覧ください。電力会社に関する評判まとめ