エアコンはつけたり消したりするよりも、つけっぱなしの方が電気代を節約できるという話を実証するために、先日「最近流行りの『エアコンを一ヵ月つけっぱなしにすると何円になるか』検証してみました」という記事を公開しました。
エアコンを1カ月つけっぱなした結果は?
このように、1カ月エアコンをつけっぱなすと、電気料金は6,651円という結果になりました。エアコンをつけっぱなしにしても意外と電気代が大幅に上がるわけではないんですね。ということで前回の記事は完結していました。しかし、これで納得しないのが、energy navi編集部。
他の地域でやると結果は違った?
同じ電気量を使った場合、電気代は電力会社によって異なります。現状の10社の一般電気事業者でさえ、各社によって計算方法が違い、料金が変わってきます。そこで、もし、同じ実験を全国各地で行っていたらどのような結果になっていたのか考えてみました。一番安い会社、一番高い会社はどこなのかランキング形式で発表してみます。
電気代が高い一般電気事業者ワースト3
一番高くなったのが、関西電力でした。同じ実験を関西で行っていたら結果は7,793円となり、東京で行う場合よりも1,000円以上高い事になります。次いで、高いのが7,297円で北海道電力。東北電力が三番目で6,651円でした。ちなみに、同率で東京電力(6,651円)でした。
電気代が安いのはどこ?ベスト3を発表
電気代が安いベスト3は四国電力、北陸電力、中国電力でした。一番安い四国電力(5,413円)と一番高い関西電力を比べるとその差はなんと2,380円にも上ります。
地域が違うだけでここまでの差が生まれる電気代。自由化されて各社自由なプラン設計ができるようになればこの差はもっと開くことでしょう。きちんと比較して電力リテラシーを備えておくだけで大きな節約ができることになりますね。
全電力会社のデータ
※今回の比較では、7月分の「従量電灯B」「口座振替あり」の243kWhの使用で比較しました