皆さん除湿の方法と言えば、何を思い浮かべますか?
除湿機とエアコンを思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。
今回はそんな両者の電気代にスポットを当てることにします。果たしてどちらが電気代を安く済ませられるのでしょうか?
除湿機の電気代
除湿機にもいくらか種類がありますが今回は最も消費電力の少ないタイプである空気を冷やし水分を取り除くことで除湿を行うコンプレッサー方式を採用したいと思います。
今回電気代計算に用いる除湿機は2015年4月に発売されたシャープのCV-E71。
公式HPによると除湿時の消費電力は165W。
1kWhあたり27円で計算されていて、1時間あたり約4.5円です。
エアコンの除湿による電気代
エアコンの「除湿」機能による消費電力を求めるのは非常に難しいです。製品カタログには「冷房」消費電力が載っているのみでここから除湿機能の消費電力を求めることは出来ません。
対応する部屋の広さにもよりますが最新エアコンの冷房消費電力はおよそ700W前後です。除湿機とエアコンの除湿機能の電気代比較をする際に、この冷房消費電力の数字を用いていては公平ではありませんね。
そこで、充実した除湿機能を持つダイキンのAN40SRP、公式HPを見てみましょう。
出典:ダイキン
なんと最新式エアコンの除湿機能による消費電力は105W。
さきほどの除湿機に合わせ1kWhあたり27円で計算すると1時間あたり約2.8円です。
結論
最新機種で比較した場合、除湿機とエアコンの除湿機能ではなんとエアコンの方が安く済むようです。エアコンは電気代が高くなる要因として挙げられがちなのでこれは意外な結果ですね。
除湿機能に加え温度調節まで出来るエアコンがあれば除湿機はもう必要ない、と思われてしまうかもしれませんが除湿機は何より持ち運びが可能でどこでも使用できるというのが大きな強みです。
エアコンが設置されていない部屋やエアコンの除湿機能ではカバーされない押入れなど、要所で使うことを意識しましょう。