ヨーロッパではエアコンではなく、温風や温水を利用した暖房器具が一般的です。
こういった暖房器具は急激に室温を上げることができない代わりに部屋全体を自然に暖めることができるメリットがあります。
日本ではなかなかこういった暖房器具を購入・設置することはできません。
でも、エアコンやストーブのような急激な温度変化は体に良くないですよね。
そんな方にお勧めなのが、蓄熱暖房機です。今回はその蓄熱暖房機の電気代についてまとめてみました!
そもそも蓄熱暖房機とは?
蓄熱暖房機とは。その名の通り「熱」を「蓄」えて、「暖房」する器具です。
蓄熱暖房機の中にはレンガが入っています。
このレンガを一気に暖めておき、ゆっくりとその暖気を放出していくという仕組みです。
一般的には、夜の電気代が安いうちにレンガを暖めておき、日中にゆっくりと暖気を出します。
火を一切使わないため、一酸化炭素中毒や火事の心配がありません。
また、レンガの温かみをゆっくり感じられるので自然な温かみを感じることができます。
しかし、一度暖めた後の調整ができないので暖めすぎると日中、暑くなってしまい、逆に暖め足りないと暖房効果がなくなってしまいます。
ただし、新しい機種ではファンが付いているものもありある程度調整はできるようになってきているようです。
蓄熱暖房機の電気代は?
蓄熱暖房機の消費電力は最新機種で2.0kwから8.0kwです。
つまり、2000w~8000wの電気を消費するのです。
これは電子レンジ数台分に相当します。
レンガをまとめて暖めるので瞬間的な消費電力は莫大です。
しかし、夜間の単価の安い電気を使用するので、総合すると驚くほど電気代が高いという事はないようです。
ただ、契約内容によるので、一慨には言えません。
もし、今エアコンを使っていて、電気代を節約するために蓄熱暖房機を購入しようとしている方がいれば、あまり効果がないかもしれません。
電気代を安くするためというよりも、エアコンの暖め方が嫌いな方や部屋全体をきちんと暖めたい方が蓄熱暖房機に向いているように思われます。