寒さも本格化し暖房器具なしでは生活できなくなってきました。
冬場に使う暖房器具の数はとても多く、電気ストーブ・エアコンだけでなくぬくぬくできるこたつ、床から離れられなくなるホットカーペット、部屋が乾燥しにくい石油ファンヒーターなど利点はそれぞれ違いますが、共通して気にかかるのが電気代です。
今回は、石油ファンヒーターと電気ストーブの電気代を比較してみたいと思います。
電気ストーブの石油ファンヒーターそれぞれの良さ
電気ストーブと石油ファンヒーターでは長所や特性が異なります。それぞれの特徴をご紹介します。
電気ストーブ
・近くを暖める
・本体が石油ファンヒーターより安い
・灯油代がかからない
石油ファンヒーター
・灯油代と電気代がかかる
・部屋全体が温まる
・本体が電気ストーブより高い
電気ストーブだけでは広い部屋を暖めることは難しく、消すとすぐに部屋の気温も下がってしまします。そのためエアコンなどの広範囲を暖めてくれる家電と併用することになります。石油ファンヒーターの場合は部屋全体を暖めることができるので、断熱性の高い部屋であればつけっ放しにしておく必要はありません。燃料を燃やすためある程度の換気は必要となります。なによりも石油ファンヒーターのねっくとなるのは灯油代です。電気と違って灯油は値上がりしているのでコストが高くかかってしまいます。冬場の給油作業もなかなか厳しいものがあります。
それでは本題の電気代について比較してみます。
電気代がお得な暖房器具は?
1時間使用した場合・1ヶ月利用した場合の電気代を計算してみます。 電気ストーブの消費電力は1000W暖房器具全体の中では少し高めの値です。石油ファンヒーターの消費電力は点火時以外は100W程度です。灯油の消費量は1時間に0.24Lを目安として計算します。(電気代:25.91円/kWh 灯油代:約165円/L)
電気ストーブ
電気ストーブ1時間分の電気代は25.91円です。
1日4時間使用すると仮定すると1ヶ月の電気代は3109円になります。
石油ファンヒーター
石油ファンヒーター1時間分の電気代は2.59円、灯油代は40円であるため、1時間の光熱費は42.59円です。
1日4時間使用すると仮定すると1ヶ月の光熱費は5110円です。
電気代のみで比べると石油ファンヒーターのほうがかなり安いですが、光熱費全体でみると電気ストーブのほうがお得なようです。とはいえお得に温まるには状況に応じた使い分けが必要となるので、設定や組み合わせを工夫してお得に冬を乗り切りましょう。
次ページ⇒「ストーブの電気代を節約してくれる救世主、カーボンヒーター」