突然ですが新しく家電製品を購入する際、見落とせないポイントは何だと思いますか?
使い勝手?デザイン?お値段?
どれも大事ですが、今では製品の省エネ性能も見逃せません。
省エネ性能とは、エネルギー消費効率の良し悪しを示すものです。現在、製品に省エネ性能を表示することは国によって義務付けられています。
省エネ性能向上の歴史
1998年-省エネ法改正
これによって省エネ性能の表示が義務付けられ、省エネ性能の向上を図るためトップランナー基準が設けられました。
トップランナー基準とは、一定の省エネ性能を備えた省エネ製品を作るように各企業へ要請された制度です。この基準値は期間によって変わっていきます。
このトップランナー基準によって徐々に省エネ性能をアップさせていき、全体の省エネ性能を向上させていく訳です。
どのくらい省エネ性能が向上したの?
トップランナー基準の対象となるエネルギー消費機器は現在21品目が対象となっていますが、大半はエアコン、テレビ、冷蔵庫などの家電製品です。
実際にどのくらい省エネ性能が向上しているのか経済産業省のデータを参考に見てみましょう。
エアコン | 1997年⇒2004年 68%up | 2005年⇒2010年 16%up |
テレビ | 2004年⇒2008年 30%up | 2008年⇒2012年 60%up |
電気冷蔵庫 | 1998年⇒2004年 30%up | 2005年⇒2010年 43%up |
このように、トップランナー基準による省エネ性能向上の制度は大きな成果を上げ、企業の技術革新も加わり製品の省エネ度が大幅に向上しています。
省エネ家電に買い替えることは最も簡単に電気代を節約する方法でもあるため、家電製品を買い替えようと思っているご家庭は、製品の省エネ性能に着目すると良いでしょう。