送電線には抵抗があるため、電気を流すと電気の一部が抵抗で失われてしまいます。これを抵抗損と呼びます。抵抗損は電流の2乗に比例するのですが、失われた電気は熱に変わり、電線を加熱します。したがって送配電線建設にあたっては、こうした電線温度の上昇による電線の劣化を考慮して、電線に流せる電気の許容値を設定する必要があります。この結果、常時送電線に流すことのできる量を熱容量と言います。
熱容量
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