炊いたご飯が余ってしまったときや、食事の時間が家族でずれるときなどに重宝するのが、炊飯器の「保温」機能です。
便利な機能ではあるのですが、ご飯の温度を常に食べごろに維持しておくためには電気を必要とします。
そこで今回は「炊飯器の保温。1時間にいくらかかる?」をテーマに、保温にかかる電気代についてお伝えしたいと思います。
保温に使う電気の量は?
保温に使う電気の量は、炊飯器の機種や炊いたご飯の量などによって異なります。
ある有名メーカーの5合炊きの炊飯器は、1時間あたりの消費電力が15.0Whとされています。
同じメーカーでも10合炊きの炊飯器になると、1時間あたりの消費電力は20.2Whに増加します。
電気代はどのくらい?
では、実際にどれくらいの電気代がかかるのか計算してみましょう。
今回は5合炊きの炊飯器を基準に計算してみたいと思います。
1時間で15.0Whという電力消費量は、単位をkWhに直すと0.015kWhということになります。
1Kwhあたりの電気代を20円とすると、1時間あたりの電気代は約0.3円ということになります。
仮に朝炊いたご飯を夕食まで15時間保温していたとしても、かかる電気代は5円ほどという計算です。
これを高いと見るか安いと見るかは人によって変わると思いますが、びっくりするほど電気代がかかるわけではありません。
ただ、長時間保温するとどうしても水分が飛んで硬くなったり、風味が落ちてきてしまいます。電気を無駄にしないためにも、美味しいご飯を食べるためにも、ご飯はできるだけ食べる前に炊くよう心がけたいものです