エアコンや冷蔵庫、乾燥機など、外気温などに左右される家電は季節によって消費電力が変わります。
実際、電気代を年間で考える事はあまりないかもしれません。
期間電気代は、年間の消費電力を合わせたものです。
その数字が小さいほど、省エネである事を意味しています。
例えば、乾燥機のランニングコストで考えてみます。
乾燥機は、多くの電力を必要とします。
洗濯機にも、縦型とドラム式のものがあり、メーカーによってもその性能は違います。
縦型と横型で比べると、その耐用年数が長いのは縦型と言われています。
縦型は本体の価格が安いですが、ランニングコストはかかります。
逆にドラム式は、本体価格が高いですが、ランニングコストが安いです。
双方を比べてみると、洗濯に大幅な差はないものの、
特に大きな違いがあるのが、乾燥時の消費電力量である事がわかりました。
同じメーカーの縦型とドラム式の乾燥時の電気代を、洗濯量ごとに比べてみます。
ただし、双方で乾燥できる最大量が違うことにご注意ください
洗濯乾燥機、機種ごとに電気代比較
1回の乾燥時を1kWhあたり25円で単純に計算します。
縦型 4.5kg 1960w/hで約50円 年間¥18250
ドラム式(ヒートポンプ式) 6kg 800w/hで約20円 年間¥7300
こうしてみると、縦型は乾燥させる量が少ないのに料金が高い事がわかります。
ただし、この数字は外気温が極端に変わる時期でない事が前提となっています。
実際の年間電気代はこの限りではないかもしれません。
真冬ならば、洗濯物が外で乾きにくいのと同様、乾燥機でも時間がかかります。ですから、同じ内容でも、真冬か真夏かでは電気代が違うのです。
自宅で洗濯乾燥機をよく使うのであれば、ヒートポンプ式のドラム式洗濯機がお得です。
逆に、乾燥機を全く利用しないのであれば、本体価格が安く、耐用年数も長い縦型の洗濯機がお得かもしれません。
それぞれの生活スタイルや使用方法によって、どのような洗濯機を選ぶか検討する際に、年間電気代を参考にする事は、省エネ度がすぐにわかりやすいのでおすすめです。