家庭で消費電力が多い家電の中でも、テレビはインチ(型)という分かりやすい個体差がある家電です。ブラウン管テレビから液晶テレビへと移り変わったことでその差はより顕著になっていきました。
もちろん、小さいテレビの方が消費電力は少なく、大きければ消費電力も多くなっていきます。
では、最近耳にするようになった4Kテレビとはどのようなものなのでしょうか。
2Kテレビと4Kテレビの違い
答えは解像度です。2Kテレビは現在主流のフルハイビジョンテレビと呼ばれているもので、解像度は1,920×1,080の約200万画素です。
それに対し4Kテレビは3,840×2,160の約800万画素とより緻密になりました。4Kテレビの高解像度では、視聴距離が短くても画面の粗さを感じることなく滑らかな映像が映し出されます。以下の比較画像が分かりやすいでしょう。
出典:SONY
気になる電気代は?
2Kテレビ
出典:価格com
まずは2Kテレビの電気代を確認しましょう。パナソニック製の50インチ2Kテレビ「VIERA TH-50C300」のスペックを見てみると、消費電力は97Wとあります。
これを1kWhあたり25円で1日5時間、1年間使用したとして電気代を計算してみると…
97W×5時間×365日=177025=約177kWh
177kWh×25円=4425円
4Kテレビ
出典:価格com
続いて、同じパナソニック製の50インチ4Kテレビ、「VIERA TH-50CX700」の消費電力を確認してみます。気になる消費電力は164W。
先ほどと同じ条件で電気代を計算してみると1年間で7475円です。
2Kテレビと4Kテレビでは1年間で3000円以上も差が出るという結果になりました。
つまり、テレビの電気代は大きさだけでなく画質によっても変化するということです。
4Kテレビは現在、地上波やBS放送に対応しておらず本体価格も2Kテレビと比べると高額な印象を受けてしまいます。テレビの買い替え時期はおよそ7年から10年と言われており、滅多に買い替えるものではありません。
そのため2Kテレビから4Kテレビに買い替える際は本体だけでなく電気代も値上がりすることや、現状地上波に対応していないなどのデメリットも考慮するようにしましょう。