8月3日から開始されていた小売電気事業者申請の登録発表の第一弾が10月8日に行われました。
第一弾で40社の登録が発表されました。
10月23日には追加で8社が登録されることが確定的であることが報道されました。
第一弾登録48社の特徴は?
48社の中には、昭和シェルやケイ・オプティコムといった他業種の大企業から、特定規模電気事業者としてトップシェアを誇るエネットやF-powerといった電力会社まで様々です。
この48社に共通点はあるのでしょうか?
48社を事業別に分類すると上図のようになります。
・電力会社:31社
・ガス会社:7社
・石油会社:4社
・廃棄物処理会社:3社
・その他(通信・士業・管理会社):3社
電力会社が圧倒的に多くを占めていました。
ガスや石油を含めてエネルギー会社で考えると48社中42社が該当します。
第二弾はどの業界が?
第一弾が発表された10月8日時点で経済産業省・資源エネルギー庁が審査中の会社は80社あると発表されています。
審査には1カ月ほど要すると言われているので来月頃にはその80社分が第二弾として公表されそうです。
23日に発表された8社も第二弾の一部かもしれませんが、どちらかと言えば第一弾の追加的な扱いでしょう。
第二弾ではどのような業界の会社が増えるのでしょうか?
現在、小売電気事業者に申請したことを発表していながらまだ登録されていない会社は、KDDI・JX・東京ガスといったところでしょうか?
小売電気事業者に関しては、家庭向けの「低圧」電力だけでなく、業務用の「特別高圧」「高圧」電力の販売のみを行う会社も含まれます。
現在既に特別高圧・高圧電力販売を行っている会社は小売電気事業者に登録しておかないと2016年の4月以降販売を行うことができなくなります。
そのような背景もあり第一弾では電力会社が目立つ結果になったと言えるでしょう。
今後は、より多様な業種から登録が期待できそうです。
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